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買い付けから育成まで、乳用牛の更新支援 全農山形、価格高騰受けサポート

2018年04月14日 10:31
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 JA全農山形は、価格高騰によって搾乳牛の更新が進んでいない生産者をサポートしようと、初産前の若い牛「乳用初妊牛」の育成事業に乗り出した。同JAが初妊牛の買い付けから育成までを担って生産者へ供給し、乳牛の更新を促しながら生乳の生産拡大を図る。

 全国的に酪農家の規模拡大が進み、年間の生乳生産量が数千トンに上るケースも多い。こうした大規模経営体が初妊牛を大量に購入するため、価格がはね上がっている。同JAによると、5、6年前は1頭50万円程度だったが、最近は100万円を超えるという。

 本県は大半の酪農家が小規模な家族経営で、主に県外から初妊牛を買い付けている。標準的な酪農家の場合、牛が5、6歳ごろになると更新期に入るが、牛の高騰で入れ替えが進んでいないのが現状だ。

 計画では、JA全農山形が生後9カ月齢の子牛を仕入れ、生産者に飼養を委託した上で、生産者へ供給する。

 また、初妊牛を乳が出るように妊娠させる際には肉用牛の受精卵を移植する。肉用牛を代理出産させることで肥育素牛(もとうし)の増産にもつなげる計画。生まれてくる肉用牛の子牛は、同JAが買い取るなどし、最上子牛市場を通じて肥育農家へ提供することも検討している。受胎時期に関しては、情報通信技術(ICT)を活用し、発情発見システムの実証データとしても集積する。

 こうした県内サイクルを構築することで、県外牛の導入に伴う環境変化リスクの軽減、生産拡大による遊休畜舎の有効活用も期待される。

 既にJAおいしいもがみ管内で10頭を育て、30頭まで増やす予定。来年3月ごろからの供給を目指す。担当者は「乳用牛の価格安定に向けた条件を整え、取り組みを広げていきたい」と話している。

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