県内ニュース

「グリーンハウス」に思いはせ 証言映画、酒田で先行上映

2018年04月14日 22:00
「酒田で先行上映できることがうれしい」とあいさつする監督の佐藤広一さん(左)=酒田市総合文化センター
「酒田で先行上映できることがうれしい」とあいさつする監督の佐藤広一さん(左)=酒田市総合文化センター
 酒田市の映画館グリーンハウスに関する証言を集めたドキュメンタリー映画「世界一と言われた映画館」の先行上映が14日、同市総合文化センターで行われた。全3回に詰め掛けた計580人ほどが記憶の中に息づくグリーンハウスに思いをはせた。

 グリーンハウスは全国に先駆けて最新作が上映され、「世界一の映画館」と評されたが、1976(昭和51)年の酒田大火の火元になり焼失した。映画はNPO法人山形国際ドキュメンタリー映画祭(山形市)が制作。上映会は山形放送と共催した。

 午後1時の回には約300人が訪れた。2月に急逝した俳優・大杉漣さんが語りを務め、当時の映像に合わせて館内や大火の状況を紹介。グリーンハウスの元映写技師やチケットガールら9人がそれぞれの思いを語る様子が映し出されると、客席を埋めた市民からは懐かしさでため息が漏れた。

 監督を務めた天童市の佐藤広一さん(40)が上映に先立ち「酒田で先行して公開できることがうれしい。制作しながら、本当に素晴らしい映画館が酒田にあったんだということを感じた」とあいさつ。上映後、会場は大きな拍手に包まれた。

 酒田市光ケ丘5丁目の佐藤スミ子さん(75)は「記憶が呼び起こされた。夢のようです」と感激した様子。共にグリーンハウスに通い「青春の場所だった」という同市緑町の五十嵐康子さん(61)と同市若竹町2丁目の奈須裕子さん(61)は「支配人の故佐藤久一さんにお礼を言いたい。大人になってからも行きたかった」と話した。

 会場には同日、東京で開かれた大杉さんのお別れ会に合わせ、献花台が設けられ、来場者が手を合わせて冥福を祈っていた。

 映画は20日~5月3日に鶴岡市の鶴岡まちなかキネマと山形市のフォーラム山形で上映される。

関連写真

  • 会場の一角には語りを担当した故大杉漣さんへの献花台が設けられ、手を合わせる来場者の姿もあった
  • 「酒田で先行上映できることがうれしい」とあいさつする監督の佐藤広一さん=酒田市総合文化センター

関連記事

by weblio


おすすめニュース

文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大

県内7市発行メールマガジン登録無料

ふるさとだより

GW特別号、25日配信!

ニュース特集

スポーツ

教育・子育て

おでかけ

暮らし情報

twitter発信中

山形新聞からお知らせ

  1. 【2018年8大事業】
     山形新聞、山形放送の2018年の8大事業が決まりました。詳しくは、こちらから
  2. 【やましん公式FB】
     山形新聞社は、インターネット交流サイト「フェイスブック(FB)」の公式ページを新設しました。
     公式ページでは山形新聞のニュースのほか、本社からのお知らせなどを中心に紹介します。
     アドレスは、こちらから
  3. 【やましんe聞で動画視聴】
     読者限定の電子版「やましんe聞」で動画を閲覧できる新サービスを始めました。詳しくは、こちらから。
  4. ◆中学、高校の各種スポーツ大会の記録を紹介。検索機能も備えています。アクセス方法はこちら
  5. ◆探したい記事がきっと見つかる、山形新聞記事データベース。他社DB横断検索が便利な日経テレコンジー・サーチファクティバ
  6. ◆県外でも今日の朝刊が朝一で読める「お届け電子版
  7. ◆ニュース速報、高校野球、モンテ情報、おくやみ… 身近な情報を携帯で確認「モバイルやましん
  8. ◆故郷の話題をメールでお届け、ふるさとメール会員募集(登録無料)
山形新聞から
販売から