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井上ひさしさんの憲法観に理解 川西・吉里吉里忌で講演

2018年04月15日 10:12
井上ひさしさんの憲法観に触れた遅筆堂文庫・生活者大学校=川西町農村環境改善センター
井上ひさしさんの憲法観に触れた遅筆堂文庫・生活者大学校=川西町農村環境改善センター
 川西町出身の作家・劇作家井上ひさしさんをしのぶ「吉里吉里忌(きりきりき)2018」が14日、始まった。初日は町農村環境改善センターで井上さんが校長を務めた「遅筆堂文庫・生活者大学校」が開校し、県内外の約310人が井上さんの憲法観への理解を深めた。

 「大人が学ぶ『子どもにつたえる日本国憲法』」をテーマに、生活者大学校教頭で農民作家の山下惣一さん、元京都大原子炉実験所助教の小出裕章さん、憲法学者で東京大名誉教授の樋口陽一さんがそれぞれ講演した。

 樋口さんは「作家としての井上ひさしは直接、憲法を語ることはないが、作品の中にその憲法観は表れている」と強調。東京裁判三部作の「夢の痂(かさぶた)」や巌流島の戦いから6年後を描いた「ムサシ」を挙げ、「自ら血を流し、他国民に血を流させた体験をきちんと受け止めて対処するところや、暴力の連鎖を断ち切るという思想は9条そのものだ」と述べた。

 また「吉里吉里人」では国ありきでなく、一人一人の個人から出発して世界を構成するという視点に立っていることから「世の中をつくるのは人々の志だということを伝えたかったんだろう」と語った。

 15日は午前9時半から生活者大学校が引き続き行われ、3人が意見交換する。午後1時からは町フレンドリープラザで、井上さんの学生時代からの友人・小川荘六さんと演出家栗山民也さんがそれぞれ井上さんとの思い出を語る。

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