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【駅伝】注目のランナー(上)

2018年04月20日 11:33
 第63回県縦断駅伝競走大会(山形新聞、山形放送、山形陸上競技協会など主催)は27日の号砲まで1週間と迫った。それぞれの思いを胸にレースに臨む11チームの注目選手を紹介する。

チームの柱として期待される星川聖(JAてんどう)
チームの柱として期待される星川聖(JAてんどう)
【天童・東村山/星川 聖】優勝の喜びみんなと
 長らく優勝から遠ざかっている天童・東村山。星川聖(23)=JAてんどう=は頂点の味を知る唯一の選手だ。「切磋琢磨(せっさたくま)してきたみんなと喜び合いたい」と意気込む。

 福原中3年だった第55回に北村山チームで出場。チームは3年連続完全Vの絶頂期だった。自身も1位でたすきをつないだが「迷惑を掛けちゃいけないというプレッシャーしかなかった」と振り返る。

 小学2年の時、祖父が相談なくエントリーしたマラソン大会で優勝し自信が付いた。東海大山形高から中央学院大(千葉県)に進んだが「関東は水が合わない」と感じ、中村展人監督からのUターンの誘いに飛び付いた。

 県縦断では過去5回、納得の成績が残せていない。社会人として初めて臨んだ前回は「2本目で全く体が動かず、未熟さを痛感した」といい、この1年、とことん追い込んだ。「チームを背負っていく立場」ときっぱり。目指すは区間賞、そして優勝だ。

親子2代で縦断駅伝のランナーとなる高橋虎太郎(酒田南高)
親子2代で縦断駅伝のランナーとなる高橋虎太郎(酒田南高)
【酒田・飽海/高橋 虎太郎】父も走ったこの道を
 かつて父が走った出羽路に、初めてデビューする。タレントぞろいの酒田・飽海でひときわ力を伸ばしている高橋虎太郎(17)=酒田南高=には「強いチームの中で恥ずかしい走りはできない」との覚悟がある。

 酒田・飽海のエースとして県縦断駅伝に過去16回出場した英勝さん(44)の長男。父の力を受け継ぎ、小学校時代には県高校トップクラスの荒生実慧(酒田南高)をしのぐとまで言われた逸材だ。中学ではサッカー部。その傍ら、同じ遊佐町出身の主将菅原翼の指導を受けながら駅伝を続けてきた。

 高校1、2年時の出場はならなかったが、最終学年を迎え、父の助言で朝のトレーニングを重ねて調子を上げてきた。「後輩のお手本にならなければならない」との思いから脂質など食事にも気を付けて体を絞る。「メンバー入りはうれしい。強い走りで高校最後の年のいいスタートにしたい」と育ててくれた先輩たちの後を懸命に追う。

主将として「総合7連覇の原動力になりたい」と意気込む堀宏和(南陽市役所)
主将として「総合7連覇の原動力になりたい」と意気込む堀宏和(南陽市役所)
【南陽・東置賜/堀 宏和】危機感持ってV7へ
 「このままでは駄目だ」。南陽・東置賜の堀宏和(31)=南陽市役所=は前回総合6連覇を達成しながらも、強い危機感を抱いた。2位酒田・飽海とはわずか18秒差。V7を目指す「常勝軍団」を束ねる主将は、ライバルが迫り来る現実を受け止めた上で「チームを変える」と選手強化面で新たな策を講じてきた。

 大会前年の12月に始動する調整を繰り上げ、5月から週2日の全体練習を行うなど鍛錬の量を増やした。選手に意識改革を促す上で、同じ職場の仁部幸太が堀とともに陣頭指揮を執ってくれた。「仁部のおかげで力をつけた状態で冬を迎えられた」。共に頑張る仲間から刺激を受け、チーム力の向上を図った。

 選手と指導スタッフをつなぐパイプ役とともに、走者としてチームを勝利に導く役割が求められる。6月に第1子誕生を控え「いつかランナーの姿を見せたい」との秘めた思いもある。家族のためにも連覇記録を伸ばす決意はひとしおだ。

「古里に恩返しできるような走りを見せたい」と意気込む渡辺貴(上山市役所)
「古里に恩返しできるような走りを見せたい」と意気込む渡辺貴(上山市役所)
【上山/渡辺 貴】古里思う気持ち強く
 「学生時代より背負うものが大きくなった。育ててもらった古里に恩返しする」。今春、大学を卒業した上山の渡辺貴(22)=上山市役所=は、今回が社会人として臨む初めての大会。帰郷して一層、走りに懸ける思いが強くなっている。

 上山北中、東海大山形高を卒業し、国学院大に進学。箱根駅伝では毎年、区間エントリーに名を連ねたが、古里の関係者に箱根路を走る雄姿を見せることはできなかった。「出られなかった悔しさ、もやもやはあった。だからこそ陸上を続けたいという思いが強くなった」と振り返る。

 持ち味は粘り強さ。「技術的には足りないかもしれないが、精神面では負けない」。箱根で味わった悔しさが、一回り成長させてくれた。地元に戻り、市民からの応援の熱さにあらためて気付いた。「古里を背負うこの大会は負けられない戦い。チームのために出し切る」。迫る本番を見据え熱く語った。

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