県内ニュースダイオキシン類、基準の3倍検出 酒田・飛島の廃棄物焼却炉
2018年05月03日 14:13
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排ガスから国の基準を上回るダイオキシン類が検出された飛島廃棄物処理施設(酒田市提供)
市によると、基準値の超過は毎年1回の法定検査で分かった。3月19日に試料採取し、分析会社から4月25日付で報告を受けた。焼却炉は1基で、排出基準値の1立方メートル当たり10ナノグラムに対し、32ナノグラムが検出された。 施設では毎週月曜と木曜に家庭ごみを処理しており、4月30日に使用を停止した。ただ、報告後の26日は稼働させており、市環境衛生課は「止めるべきだった」と話した。 今後、家庭ごみなどの廃棄物は船などで海上輸送し、酒田地区広域行政組合のごみ処理施設で処分する。飛島の施設の再開時期は未定。市は不具合があった場合などに焼却炉を修繕しているものの、近年は定期点検を行っていなかったという。ダイオキシン類が基準値を超えたのは1988(昭和63)年の開設以来初めて。
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