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きらやか銀、経常利益は14.3%増 最終減益、資金利益は横ばいに

2018年05月12日 09:37
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 きらやか銀行の親会社であるじもとホールディングス(HD、仙台市)は11日、2018年3月期通期決算を発表した。じもとHD傘下のきらやか銀行単体の純利益は前期比11.2%減の19億5200万円だった。経常利益は不良債権処理額など与信関係費用の減少により14.3%増の24億6900万円。一方で特別損失や法人税などの増加から最終減益となった。貸出金利息収入など銀行収益の中心となる資金利益は横ばいだった。

 経常収益は4.2%減の216億5200万円。中小企業向けの貸出金利息収入の低下に歯止めがかかったことなどから資金利益は前年並みを維持した一方、役務取引等利益とその他業務利益の減少から前期を下回った。その他業務利益の減少は有価証券の含み損の解消を進めたことで、国債などの売却損を計上したことが要因。

 実質業務純益は14.1%減の23億1100万円、コア業務純益は4.1%減の29億3100万円。与信関係費用は取引先の業績改善により8800万円を戻し入れたことで経常利益は前期を上回った。特別損失の増加は固定資産の評価見直しに伴う減損処理が主な理由。

 期末の預金残高(譲渡性を含む)は37億5300万円減の1兆2920億1100万円。法人預金は増えたが、高利回り商品を抑制したことから個人預金などが減少した。貸出金残高は中小企業向け、住宅ローンを伸ばした一方、政策的に地方公共団体向けなどを減らし、62億3千万円減の1兆209億6100万円となった。

 自己資本比率は昨年3月末より0.36ポイントダウンの8.56%。金融再生法に基づく不良債権の総額は165億2千万円で、28億2600万円減少した。不良債権比率は0.26ポイント改善の1.59%で保全率は73.78%。来年3月期の単体業績は経常利益が18億円、純利益は16億円を見込む。

 一方、じもとHDの連結経常収益は前期比3.3%減の426億6600万円、経常利益は21.5%減の37億1700万円、純利益は34.7%減の30億1800万円。配当は1株当たり年5円を継続する予定。HD傘下の仙台銀行単体の経常収益は0.3%増の157億6600万円、経常利益は35.8%減の18億4500万円、純利益は41.6%減の15億3600万円だった。

常務に鈴木氏
 きらやか銀行の取締役人事では早坂徳四郎常務が退任し、鈴木誠取締役本店営業部長が常務に昇任するほか、川越浩司常務執行役員兼じもとHD経営戦略部長、内田巧一執行役員経営企画部長、相座章弘執行役員人事部長兼総務部長を新任する。

 代表権を持つ粟野学頭取と田中達彦、高橋幹男の両常務をはじめ、紺野富男常務、取締役の川村淳氏、社外取締役の佐藤明夫氏は重任する。監査役は武田晃氏が辞任し、後任に高橋直人常務執行役員天童支店長を新任する。

 じもとHDの取締役人事では御園生勇郎、坂本行由の両常務、取締役の高橋博氏、早坂氏、社外取締役の熊谷満氏が退任。取締役に佐藤彰仙台銀行常務、紺野氏、尾形毅仙台銀行取締役本店営業部長、川越氏の4人、社外取締役に矢萩保雄ユアテック会長を新任する。鈴木隆会長、粟野社長ら7人は重任する。監査役は熊谷広安氏が辞任し、後任に早坂正代仙台銀行監査役を新任する。

 いずれも6月26日開催予定の株主総会とその後の取締役会で正式に決める。

 鈴木 誠氏(すずき・まこと)駒沢大経営学部卒。1986(昭和61)年、殖産相互銀行(現きらやか銀行)入行。東京支店長、仙台支店長などを経て2016年6月から現職。54歳。山形市出身。

 川越 浩司氏(かわごえ・こうじ)拓殖大商学部卒。1987(昭和62)年、山形相互銀行(現きらやか銀行)入行。経営企画部長、執行役員寒河江支店長などを経て2018年4月から現職。54歳。寒河江市出身。

 内田 巧一氏(うちだ・こういち)茨城大人文学部卒。1989年、山形しあわせ銀行(現きらやか銀行)入行。内部管理態勢強化室長、経営企画部副部長などを経て2015年6月から現職。51歳。鶴岡市出身。

 相座 章弘氏(あいざ・あきひろ)国士舘大政経学部卒。1985(昭和60)年、殖産相互銀行(現きらやか銀行)入行。営業本部営業統括部長、執行役員人事部長などを経て2018年4月から現職。55歳。寒河江市出身。

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