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日本卓球、育成法の成果 男子代表コーチ兼ジュニア監督・田勢邦史氏

2018年05月17日 12:16
「結果を残せば代表選出につながる」と子どもたちの飛躍に期待する田勢邦史氏(長井市出身)=同市
「結果を残せば代表選出につながる」と子どもたちの飛躍に期待する田勢邦史氏(長井市出身)=同市
 卓球の日本勢の活躍が目覚ましい。2016年リオデジャネイロ五輪でのメダル獲得をはじめ、先の世界選手権団体戦では女子が準優勝した。男子日本代表でコーチとジュニア監督を兼任するのは長井市出身の田勢邦史(くにひと)氏(36)だ。田勢氏は「各世代に代表チームを設けている日本の育成システムの成果」と強調し、本県の子どもたちに向け「結果を残せば代表選出につながる」と挑戦を促した。以下は一問一答。

 ―リオ五輪の団体で男子が銀、女子が銅メダルを獲得。シングルスでも昨年のアジア選手権で女子の平野美宇(日本生命)が日本勢21年ぶりの優勝を遂げた。

 「日本卓球協会が確立した育成システムの成果だ。プロリーグがある中国やヨーロッパに対し、小学生、中学生、高校生、大学・社会人と各年代に日本代表(ナショナルチーム)を設けて強化してきた。定期的な合宿などを通じ、各地の有力選手を一貫指導できるのは大きい」

 ―特に女子は10代の活躍が光る。

 「幼いころから場数を踏み、国際的な意識の向上にもつながっている。今後は6歳以下や8歳以下など、より下の年代の代表チームをつくる構想もあり、実現すればさらに底辺拡大とレベルの底上げにつながる。(国内外のトップ選手が参加して今秋開幕する)Tリーグも日本人選手を強くするだろう」

 ―20年東京五輪でも日本の注目競技の一つと言える。

 「男子の中心は(14歳で全日本選手権シングルスを制した)張本智和(エリートアカデミー)だ。男子は(高校以降に)パワーが付いてから伸びる傾向にあるが、彼は特別。東京五輪に出る可能性は高く、今からエース扱いして経験を積ませている」

 ―本県は世界ジュニア選手権に出場した三部航平(専大・東根市出身)ら有力選手を輩出し、最近もホープス(小学生)日本代表に菅沼翔太(長井市・やくわクラブ)が選ばれた。

 「練習場所などの施設面は、山形と他の都道府県との間に大きな差はない。自分も教わったが、山形には熱心な指導者が多く、強い選手が育つ環境をつくっている」

 ―古里の子どもたちに助言を。

 「菅沼も含め、伸びるためには自立が一番大切だ。自ら考え、努力できる選手が強くなる。そして国内大会で結果を残すか、光るプレーをすれば日本代表選出につながる。そういう自覚を持ってほしい。自分は男子のジュニア日本代表の監督も兼任しており、張本に続く世代で金の卵に出会うのを楽しみにしている」

 たせい・くにひと 長井市出身。長井南中から青森山田高に進み、青森大卒業後に協和発酵キリンに所属した。インターハイ団体やダブルス、全日本選手権ダブルスなどで優勝を経験。同選手権混合ダブルスでは妻美貴江さんとのペアで2連覇を果たした。2013年から男子日本代表コーチに就き、14年から男子ジュニア日本代表の監督も兼任している。

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