県内ニュース

「川柳やまがた」600号で休刊 句会ベースに活動継続

2018年06月11日 10:07
600号を節目に柳誌を休刊し、再出発の句会を開いた「川柳やまがた吟社」=山形市・江南公民館
600号を節目に柳誌を休刊し、再出発の句会を開いた「川柳やまがた吟社」=山形市・江南公民館
 川柳の県内愛好団体・川柳やまがた吟社が発行する柳誌「川柳やまがた」が今年6月号の通算600号を節目に、休刊した。会員の高齢化と減少で編集・発送作業が難しくなったのが、要因だった。昭和30年代の創刊半世紀以上の歴史を持つ柳誌は姿を消したが、吟社活動は継続。今月の句会で再スタートを切った。

 前身の「山形川柳わっか吟社」は1957(昭和32)年、当時の国鉄職員の職場川柳会として始まった。「わっか」は列車の「動輪」などを指し、「人の和」になぞらえた。一般にも門戸を開き、2007年に吟社名を改称。柳誌題名を変更し、現在に至る。

 吟社代表の伊東マコさん(81)=山形市=によると、昭和50~60年代の会員数は県内だけでも100人を超えた。2001年ごろは全国に約320人の会員を抱えたという。昭和40年代に入会した伊東さんは「詠み手を募り、育てるという風潮が当時の県内では強かった」と振り返る。

 情報通信技術(ICT)の進展で、インターネットでの投句が可能になり、入会希望者が減少。川柳やまがた吟社の県内会員は50~90代の15人ほどで、柳誌発行のために月3回開いてきた編集会議の負担も増してきた。編集長の舟山智恵さん(80)=山形市=は「先輩方に申し訳ない気持ちはあるけれど、続けるのが難しくなった」と説明する。

 柳誌休刊を機に、吟社は山形市江南公民館で毎月1回の句会をベースに県内会員で活動を続ける。再出発となった8日の句会には10人ほどが参加。「空」「幕」などを題に作句し、川柳を詠み合った。「ユーモアや風刺はどの時代にも必要」と伊東さん。「和気あいあいとやっていきたい」と続けた。吟社は7月ごろを念頭に、600号記念句集の発行を予定している。

関連記事

by weblio


おすすめニュース

文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大

県内7市発行メールマガジン登録無料

ふるさとだより

毎週木、金曜日配信中!

ニュース特集

スポーツ

教育・子育て

おでかけ

暮らし情報

twitter発信中

山形新聞からお知らせ

  1. 【2018年8大事業】
     山形新聞、山形放送の2018年の8大事業が決まりました。詳しくは、こちらから
  2. 【やましん公式FB】
     山形新聞社は、インターネット交流サイト「フェイスブック(FB)」の公式ページを新設しました。
     公式ページでは山形新聞のニュースのほか、本社からのお知らせなどを中心に紹介します。
     アドレスは、こちらから
  3. 【やましんe聞で動画視聴】
     読者限定の電子版「やましんe聞」で動画を閲覧できる新サービスを始めました。詳しくは、こちらから。
  4. ◆中学、高校の各種スポーツ大会の記録を紹介。検索機能も備えています。アクセス方法はこちら
  5. ◆探したい記事がきっと見つかる、山形新聞記事データベース。他社DB横断検索が便利な日経テレコンジー・サーチファクティバ
  6. ◆県外でも今日の朝刊が朝一で読める「お届け電子版
  7. ◆ニュース速報、高校野球、モンテ情報、おくやみ… 身近な情報を携帯で確認「モバイルやましん
  8. ◆故郷の話題をメールでお届け、ふるさとメール会員募集(登録無料)
山形新聞から
販売から