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リターンライダーは慎重な運転を 県内、中高年の死傷者割合増

2018年06月17日 09:18
仲間とのツーリングを楽しむ「リターンライダー」たち。体力の衰えや空白期間を考慮した慎重な運転が必要だ=米沢市・道の駅「米沢」
仲間とのツーリングを楽しむ「リターンライダー」たち。体力の衰えや空白期間を考慮した慎重な運転が必要だ=米沢市・道の駅「米沢」
 木々の緑が濃く、日も長くなり、道路ではバイク愛好者の姿を目にする機会が増えた。二輪車事故が増え始めるのもこの季節。中でも死傷者数に占める中高年の割合が年々増えている。一因として考えられるのが、一度バイクを降り、年を重ねて再び乗り始める「リターンライダー」の増加だ。安全への意識は高いものの、ブランクや体力の衰えに気を配る必要がある。

 ツーリングなどを企画する「セーフティクラブ南陽」の渡部誠会長(55)は、リターンライダーについて「子育てなどを理由に20代後半くらいでバイクを降り、定年退職や子どもの就職などを機にもう一度乗る」と説明する。

 30年ほど前、国内は空前のバイクブームだった。国内外のオートバイを取り扱うハヤサカサイクル山形店(山形市)の丹野信一店長(52)によると、当時の大型バイクの免許試験は難関だったが、1995年に制度が改正され、取得しやすくなった。かつて高根の花だった大型バイクに手を伸ばす人も多いという。

 県警交通企画課によると、昨年の二輪車事故死傷者数に占める40~60代の割合は44%を占める。死亡事故は3件で、うち2件はカーブでの速度の出し過ぎが原因だった。

 同課は「リターンライダーは20代より身体能力が衰えており、長いブランクもある。若いときに対応できた事態でも事故につながることがある」と分析する。

 一方で丹野店長は「中高年ライダーの安全意識は高い」とも指摘する。あえて速度の出にくいバイクを選ぶ人や、転倒時に体を保護するプロテクターを身に着ける人が増えているという。「速く走ることよりも、ツーリング仲間との連帯感を楽しむ人が多くなっている」と話す。

 渡部会長は「中高年はブレーキを掛けるのがワンテンポ遅れる。それを予測して車間距離を長めにとるのが大切」とアドバイス。「ツーリングはみんなで和気あいあいと走るのが楽しさ。何よりも無事に帰って来なくては」と話している。

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