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山形大がパワハラを認定 飯豊研究施設・センター長を処分へ

2018年06月22日 08:51
パワハラとして認定した張り紙
パワハラとして認定した張り紙
 山形大xEV飯豊研究センター(飯豊町)でパワーハラスメント(パワハラ)を理由に職員が相次いで退職した問題で、山大は21日、学内の特別対策委員会による調査結果を公表し、同センター長の50代男性教授によるパワハラを認定したことを明らかにした。7月中をめどに教授の処分を決める方針。

 小山清人学長が同日の定例会見で説明した。特別対策委は、男性教授が職員に対し「偏差値40」「小学生以下」と人前で侮辱したことや、「ボケが」「役立たず」と貼り紙をしたことなどをパワハラと認定。責任者の地位を背景に精神的苦痛を与えたとし、調査報告書に「懲戒処分が相当」との意見を付した。

 調査結果について、小山学長は「社会人として到底認められない不適切な行為と言わざるを得ない。関係職員に深くおわび申し上げる」と陳謝した。男性教授については「調査の中で本人も(パワハラを)認めていると、私は理解している」と述べた。

 同センターはリチウムイオン電池研究開発拠点施設として2016年1月に完成した。問題を巡っては、16年9月に男性職員が大学の相談窓口に対策を求め、17年5月には職員組合がパワハラを告発。大学が特別対策委を設けて調査を始めたのは同年11月だった。

 職員組合などによると、パワハラを理由に少なくとも3人の職員が退職している。職員の退職について、小山学長は「ハラスメントとの関係は調査対象になっていない」とする一方「(影響があった)可能性は否定できない」とし、補償などについて「話し合っていきたい」と述べた。

 職員組合の品川敦紀執行委員長はパワハラが認定された点を評価し「二度とこのような事案が起こらないよう、ハラスメント対策制度の抜本的改善を強く求める」とのコメントを出した。

 特別対策委は学内外の8人で構成し、当事者や関係者への聞き取りなどを踏まえて調査結果をまとめた。

【特別対策委が認定したパワハラ行為】
 ▽取引先の前で職員Aを「ジジイ」、職員Bを「偏差値40」、他職員を「おばさん」「ばか」「小学生以下」と呼び、職員の名誉を毀損(きそん)または侮辱

 ▽職員Aを2017年2月ごろ以前から殊更無視

 ▽職員Aに「無能で非常識なお馬鹿(ばか)さんへ 着いたのか着いてないのか?そういう報告をしないのは、背任です」とメールで過度に叱責(しっせき)

 ▽職員Aに「誰が選んだこのコピー ボケが!! 遅くて使えん」、事務担当に「マジックくらい買っとけ!!《役立たず》」と威圧的で感情に走りすぎた貼り紙

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