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海を渡った、ウイスキー蒸留釜 金龍のポットスチルが工場搬入

2018年07月06日 20:47
金龍が10月の蒸留開始を目指しているウイスキーのポットスチルが工場に搬入された。世界に一つだけの特注品だ=遊佐町吉出
金龍が10月の蒸留開始を目指しているウイスキーのポットスチルが工場に搬入された。世界に一つだけの特注品だ=遊佐町吉出
 金龍(酒田市、佐々木雅晴社長)が遊佐町吉出に新設したウイスキー蒸留所に6日、単式蒸留釜「ポットスチル」が搬入された。モルトウイスキーの製造に欠かせない蒸留釜。スコットランドの世界的メーカー・フォーサイス社に特注し、先月末に酒田港から陸揚げされた。製造免許取得後、10月の蒸留開始を目指す。
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 ポットスチルは、大きなタマネギのような形状で、銅製。直径2.5メートル、高さ3.9メートルの初留釜と直径2.2メートル、高さ3.5メートルの再留釜の2基を一対で使用する。フォーサイス社の技術者らが重機を使い、設置した。1日500リットル、年間約10万リットルを製造できる。

 新設した「遊佐蒸留所」で造るウイスキーのコンセプトは「Tiny(非常に小さい)、Lovely(かわいい)、Authentic(本物の)、Supreme(最高の)」の頭文字から「TLAS(トラス)」に設定。蒸留所の外観は、白壁に赤の扉などが映えるかわいらしいデザインに仕上げた。

 佐々木社長は「ポットスチルは蒸留所の心臓ともいえる装置。小さく、愛らしい蒸留所から、伝統と基本を大切に本格的なウイスキーを発信する。世界一のウイスキーの一つにしたい」と意気込みを語った。

 蒸留開始から3年目の2021年冬をめどに熟成具合を確認し、味と品質が高い水準に達していれば出荷する。これまでの日本酒造りの精神で細部までこだわり、熟成度合に満足できない場合は出荷せず、さらに寝かせる。遊佐の年間気温差は約40度で寒暖差があり、適度な湿度も保たれることから、スコットランドの1.5倍の速度で熟成が進むと想定している。

 蒸留所の立地は、鳥海山の伏流水が豊富で、自然環境に恵まれているとして選んだ。県内企業のウイスキー製造は初めてで、製造実績のある蒸留所としては東北で3カ所目になる。

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  • 10月の蒸留開始を目指し、ウイスキーのポットスチルが蒸留所に搬入された=遊佐町吉出

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