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全国高校野球山形大会100回~夏空の球音(5) 県勢初の夏1勝

2018年07月10日 10:56
県勢初となる「夏1勝」を伝える1973年8月9日付の山形新聞
県勢初となる「夏1勝」を伝える1973年8月9日付の山形新聞
 県勢にとって、甲子園での「夏1勝」は遠かった。それを成し遂げたのは、1973(昭和48)年の第55回大会。第22回大会の県勢初出場から実に14度目の挑戦で、日大山形が歓喜を呼んだ。山形新聞は「“夏に勝てない山形”の汚名を吹き飛ばした」(73年8月9日付朝刊)という表現で活躍をたたえた。

 チームを率いたのは就任2年目、後に同校と青森山田で春夏通算22度の甲子園出場を果たす名将・渋谷良弥監督だった。春の選抜大会で1勝を挙げていた日大は山形大会準々決勝で羽黒工(現羽黒)を引き分け再試合の末に下し、その後に3度目の頂点に。甲子園では開会式後の第3試合に登場し、鹿児島実業と顔を合わせた。

 山形大会で際どい接戦をものにしてきたチームは粘り強かった。2年生エース熊谷篤彦が力投し、試合は八回を迎えて1―1と互角の展開。日大はこの回、2死から四球で走者を出し、5番平吹匡が直球を左中間にはじき返す適時二塁打で決勝点を挙げた。花笠を振り声援を送った応援団の前で、「夏」では初となる県勢の校歌が球場に響いた。

 77年の第59回では、酒田工(現酒田光陵)が同じく夏1勝を挙げた。そして、県勢で初めて1大会2勝を挙げたのは79年の第61回に出場した日大だ。エース中山正法を要したチームは新居浜商(愛媛)との開幕試合を5―4で制すと、2回戦で明石南(兵庫)と対戦。1点を負う八回に連続二塁打などで一挙3点を奪い、4―2で逆転勝利を収めた。3回戦で大分商に2―3で敗れ、8強入りはかなわなかったが、県勢の新たな歴史が刻まれた。

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