県内ニュース

日東道、進ちょくに危機感 建設促進へ、あす酒田で大会

2018年07月13日 10:41
 庄内地方で日本海東北自動車道(日東道)の整備促進を求める声が高まっている。国は開通時期を事業化決定からおおむね10年以内としていたが、新潟、秋田両県境区間の事業化が決まって5年が経過した現在、ともに進ちょく率は1割にとどまる。東北中央自動車道や新庄酒田道路が次々と部分開通する中、危機感を強めた地元団体は14日に酒田市内で建設促進加速化大会を開く。

 長年の課題だった両県境区間の事業化は2013年に決定し、要望活動を重ねてきた関係者は胸をなで下ろした。しかし以降5年間、新区間の開通に至っていない。新潟県境側は朝日まほろば―あつみ温泉の40.8キロ、秋田県境側は遊佐鳥海―象潟の17.9キロ。高速道路はどの路線も10年以内の完成はあくまで目標だが、今年3月末現在の事業進ちょく率はそれぞれ8%と10%。09年に事業化決定した秋田県境区間手前の酒田みなと―遊佐鳥海の12キロも、進ちょく率は44%となっている。

 比較対象に挙がるのが県内内陸部を縦断する東北中央道。県内延長が3倍近いものの、本年度まで3年間の国土交通省の予算額は日東道関連が約180億円なのに対し、東北中央道関連は約480億円。17年11月には福島県境の大笹生―米沢北の35キロ超が、今年4月には大石田村山―尾花沢が開通。南陽高畠―山形上山と東根―東根北も本年度中に開通予定だ。

 このため、特に01年以降日東道の新規開通がない酒田地域で整備状況への危機感が高まっている。地元からは「なぜ遅いのか」「あと5年での県境開通は困難だろう」との声が上がる。

 国交省酒田河川国道事務所によると、昨年度末で秋田県境手前の酒田みなと―遊佐鳥海は93%の用地買収を終え、日向川に架かる橋の土台は一部完成済み。橋の上部工も本年度発注を見込む。県境区間は土地の改良工事や測量設計、用地買収を進める。新潟県境側では大岩川トンネルの工事契約を今年3月に締結しており、20年の完成を目指す。同事務所は「早期開通に向け、努力を続ける」とする。

 国への要望を続ける庄内開発協議会は4月、会長の丸山至酒田市長や新田嘉一最高顧問らが石井啓一国土交通相と面談し、「つながってこそ本来の効果を発揮する」「一日も早い全線開通を」と求めた。同協議会が中心になり、14日には前国交相の太田昭宏衆院議員を招いた建設促進加速化大会を酒田市のガーデンパレスみずほで開く。地元の青年会議所も日東道など交通インフラ整備を求める署名活動を展開する計画だ。

 【メモ】日本海東北自動車道は県内計画延長が53キロ。山形自動車道との併用区間の鶴岡ジャンクション(JCT)―酒田が1997年に、酒田―酒田みなとが2001年に、あつみ温泉―鶴岡JCTが12年に供用を開始。県内分の49%に当たる計26キロが開通済み。

関連記事

by weblio


おすすめニュース

文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大

県内7市発行メールマガジン登録無料

ふるさとだより

毎週木、金曜日配信中!

ニュース特集

スポーツ

教育・子育て

おでかけ

暮らし情報

twitter発信中

山形新聞からお知らせ

  1. 【2018年8大事業】
     山形新聞、山形放送の2018年の8大事業が決まりました。詳しくは、こちらから
  2. 【やましん公式FB】
     山形新聞社は、インターネット交流サイト「フェイスブック(FB)」の公式ページを新設しました。
     公式ページでは山形新聞のニュースのほか、本社からのお知らせなどを中心に紹介します。
     アドレスは、こちらから
  3. 【やましんe聞で動画視聴】
     読者限定の電子版「やましんe聞」で動画を閲覧できる新サービスを始めました。詳しくは、こちらから。
  4. ◆中学、高校の各種スポーツ大会の記録を紹介。検索機能も備えています。アクセス方法はこちら
  5. ◆探したい記事がきっと見つかる、山形新聞記事データベース。他社DB横断検索が便利な日経テレコンジー・サーチファクティバ
  6. ◆県外でも今日の朝刊が朝一で読める「お届け電子版
  7. ◆ニュース速報、高校野球、モンテ情報、おくやみ… 身近な情報を携帯で確認「モバイルやましん
  8. ◆故郷の話題をメールでお届け、ふるさとメール会員募集(登録無料)
山形新聞から
販売から