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飯沢さん(東根)K2制覇 亡き恩師の思い頂に

2018年07月23日 11:31
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 恩師の遺志を頂に―。K2(8611メートル)アタックに成功した西川山岳会所属の会社員飯沢政人さん(32)=東根市温泉町3丁目=は、そんな覚悟で「世界一の難峰」に挑戦し、成し遂げた。県内の山岳関係者は昨年末に他界した本県を代表する登山家に思いをはせながら、県人初の快挙に喜びの声を上げた。

 飯沢さんが参加した北日本海外登山研究会によると、登山隊は標高約5千メートルのベースキャンプ(BC)に6月上旬に入り、同7350メートル地点までを行き来し、約1カ月かけてルートを整備した。最終調整を経て今月17日にBCを出発。現地採用の荷物運び役が高山病でダウンする厳しい環境だったが、天候にも恵まれ、順調に歩を進めた。

 22日は標高8200メートル付近にある道幅が狭く氷柱が崩れやすい難所「ボトルネック」を越え、日本時間同日午後5時ごろに1人がアタックに成功。同7時ごろまでに6人全員が頂を攻略した。

 飯沢さんは、昨年12月に亡くなった遠藤博隆さん=享年(67)、西川山岳会=に憧れて今回のK2登頂を決めた。一緒に国内の山に登り、岩や氷の壁に挑む技術を学んだ。遠藤さんは過去2回、K2に挑戦した。登頂を果たせず、今回、飯沢さんとともに挑む予定だったが、志半ばで病に倒れた。

 西川山岳会の佐藤辰彦事務局長は「遠藤さんの遺志を継ぎ、本当にありがたいと思っている」と語り、「不安もあったが、若手のホープとして期待して信じていた。うれしいという気持ちしかない。帰国したら『とにかくよくやった』と褒めてあげたい」と喜んだ。

 県山岳史に残るアタックに、県山岳連盟の伊藤吉樹会長は「世界で一番難しい山の登頂成功を祝福したい。遠藤さんの思いも背負って登ってくれた。遠藤さんも喜んでいると思う」と感激した様子だった。

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