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本社登山隊ルポ~夏山踏破・鳥海<第1日> 湯ノ台口-心字雪-鶴間池小屋

2018年07月30日 14:23
 本県と秋田県の県境にそびえる鳥海山(2236メートル)を踏破する山形新聞の登山パーティーは29日、酒田市の湯ノ台口を出発し、山肌を彩るかれんな高山植物や豊富な雪をたたえる心字雪(しんじゆき)の涼感を楽しんだ。台風12号の影響で強風が吹き荒れたことから、伏拝岳を目指す当初の行程を変更。心字雪で引き返し、山域の東側にある同市の鶴間池小屋に泊まった。

 本紙パーティーが鳥海山に挑むのは11年ぶり。ガイドを務めるのは東北山岳ガイド協会員で小国山岳会員の吉田岳(たかし)さん(49)=小国町。食料や衛星携帯電話など機材の運搬を担うのはいずれも山形大ワンダーフォーゲル部の浅野大樹さん(23)=同大大学院1年、大滝涼さん(24)=同大4年、久次米晃輔さん(21)=同、大井川道崇さん(21)=同。

 湯ノ台口から入山した一行は、まずはうっそうとした樹林帯が続く単調な登りにたっぷりと汗をかかされた。鳳来山(858メートル)以北は豊かなブナ林が広がり、木々の間から吹く涼風が心地良い。ただ、植物の背丈が低くなる河原宿小屋周辺の尾根筋では体があおられるような強風が吹き、上部も霧で真っ白。長大な雪渓の心字雪を途中まで踏みしめ、あとは安全を最優先に下山することにした。

 風に揺れるハクサンシャジン、イワテトウキ、トウゲブキといった花々を横目に滝ノ小屋に下ると、むっとする暑さ。管理人の瀬川昭さん(73)は「きょうになって沢の水量が急に増えた。今年は雪が多かった上、最近の暑さで雪渓が解けたのでは」。小屋の上部にある「白糸ノ滝」はいつもの繊細な流れではなく、激しいしぶきを上げる濁流となっていた。

 一行は30日、名瀑(めいばく)として知られる一ノ滝などを巡り鳥海湖を望む御浜小屋に向かう。

(鳥海山登山企画取材班=報道部・木村敏郎、小林達也、斎藤健太)

関連写真

  • 雲間からは時折、日本海や庄内平野を望むことができた=遊佐町
  • 強風が吹く中、河原宿小屋付近ではハクサンシャジンやイワテトウキなどが咲き誇っていた
  • ブナ林が広がる尾根筋を歩く一行

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