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揚水・排水設備の運転停止相次ぐ 最上・庄内豪雨

2018年08月09日 10:02
管理用道路(右)が土砂で埋まった清水揚水機場=6日午後2時8分、大蔵村赤松(新庄土地改良区提供)
管理用道路(右)が土砂で埋まった清水揚水機場=6日午後2時8分、大蔵村赤松(新庄土地改良区提供)
 記録的な大雨に見舞われた最上、庄内両地域で、農業用水利設備や住宅地の雨水排水ポンプの運転停止が相次いだことが8日、明らかになった。

 新庄市と大蔵、鮭川両村の水田約3100ヘクタールに農業用水を供給する清水揚水機場(大蔵村赤松)が、今回の記録的豪雨の影響で運転を停止していることが8日、分かった。同施設を管理する新庄土地改良区(佐藤喜代志理事長)は、代替通水によって、同揚水機場能力の約半分の農業用水を確保している。13日ごろの仮復旧を見込んでいる。

 同土地改良区によると、6日午前3時ごろ、揚水機場と県道を結ぶ村道や管理用道路の6カ所で土砂が崩れ、電柱2本が崖下に崩落。操作用電力電線が断絶するなどし、揚水機場の運転が不可能になった。そのため、中小河川とため池などの既存水利施設を活用する代替通水措置を取った。

 同揚水機場は最上川本流から直接取水し、最大揚水量は毎秒5.9立方メートル。受益面積約3100ヘクタールの割合は新庄市が97%、大蔵村が2%、鮭川村は1%未満。

 同土地改良区は「組合員には水田の湛水(たんすい)管理や節水に協力いただきたい」と話している。

 一方、舟形町役場で使う電気を変圧する受電設備が、豪雨の際に水没して作動しなくなり、町は仮設電源に切り替えて業務を行っている。

 町によると、受電設備は役場庁舎地下のボイラー室にあり、6日未明、周辺の側溝からあふれた水が室内に流入した。行政機能に影響はないという。

ポンプ能力超えて浸水―酒田・若浜、住宅など被害
 酒田市若浜地区で5日夜、雨水排水ポンプが停止し、住宅などに浸水被害が出たことが8日、分かった。排水能力を超える降雨があったため。

 市上下水道部によると若浜地区は低地で、雨水は水門で近くの新井田川に放流していたが、浸水が頻発していた。市は2014年、多くの自治体が採用する基準を参考に1時間当たり約50ミリの降雨に対応できる自動排水ポンプを新設した。

 しかし、5日夜は処理能力を超える雨水の流入で午後6時25分にポンプが停止した。直後に市の中央管理室で感知し、運転管理の受託業者が18分後に到着。水門を開けて川に排水したほか同7時3分には手動に切り替えてポンプでの排水を再開したが、東栄町自治会館が床上浸水した。民家の被害も多数あるとみられる。市上下水道部はシステムを改修する方針。

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