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県、一部で「スタンディング会議」 職員提案きっかけ、集中力増し時短効果も

2018年08月12日 12:31
県庁で始まった立ったまま行う会議。時間短縮効果が出ているという=総務部長室
県庁で始まった立ったまま行う会議。時間短縮効果が出ているという=総務部長室
 時間がかかり非効率とされる日本の会議。民間企業ではその改善を図るため、立ったまま開く取り組みが進められているが、県も本年度、一部で「スタンディング会議」を始めた。導入のきっかけは職員提案。当初は“筋肉痛”など想定外の反応もあったが「集中力が増す」「眠くならない」と好評な様子。時短効果も上がっているようだ。

 県庁5階の総務部長室。そこに木材でかさ上げしたテーブルが置かれたのは4月上旬だった。「古い会議録を並べ、その上に机を置いていたが、森林研究研修センターに頼んで作ってもらった」と大森康宏部長。椅子に座って使うために作られた高さ70センチのテーブルは105センチに。手作り感のある支え材は、県産木材をさりげなくアピールする。

 導入後、効果はすぐに出た。冗長な会議運営は自然と消え、結論までに必要な時間が短縮された。大森部長は「説明側もあらかじめ整理して臨むので、その質が上がった」と評価する。確かに体力的には疲れる。断続的に会議がある日は、4時間近く立ちっぱなしということも。「早く終わらせたいので、結論を急ぎたくなるのがデメリット。だから時々、一歩引いて考えるようにしている」

 スタンディング会議の常連という松井浩司行政改革課長は「参加者の距離感が近いので、コミュニケーションが図られる。立っていることで集中力が増し、迅速に結論が出ている」という。一方、大人数でじっくりと意見を聞く会議にはなじまないため「使い分けが必要」と指摘する。

 県は職員を育成する観点などから、職員提案制度を設けている。「時間外勤務の縮減を促すために、パソコン画面上にメッセージが出る」「照明器具にひもスイッチを追加し、個別に消せるようにする」など、さまざまな提案が実行に移されてきた。スタンディング会議もその一つで、昨年度提案された。大森部長は「初の試みだが、税政課や職員育成センターでも始めた。良い提案はすぐに取り入れたい」と話している。

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