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世界かんがい施設遺産に庄内町の北楯大堰 県内で初

2018年08月14日 21:11
世界かんがい施設遺産に登録された北楯大堰=庄内町清川
世界かんがい施設遺産に登録された北楯大堰=庄内町清川
 農林水産省は14日、国際かんがい排水委員会(ICID)が歴史的価値のある農業用水利施設を登録する「世界かんがい施設遺産」に庄内町の北楯大堰など4施設が選ばれたと発表した。国内の登録は計35施設となり、県内では初めて。

 同町の立谷沢川から取水し、庄内平野の田んぼを潤す北楯大堰は、江戸時代初期に狩川城主・北館大学助利長(きただて・だいがくのすけとしなが)の指揮で開削された。工事は1612(慶長17)年に着工し、1日約7400人を動員、4カ月の短期間で約10キロの水路が完成した。その後も建設が進められ、69年には、ほぼ現在の集落景観が形成された。

 周辺は川床が土地よりも5メートルほど低いため水の便が悪く、不毛の大地とされていた。開削をきっかけに広大な新田開発が行われ、農業を中心とした経済発展と農村形成に大きく貢献。米どころ庄内の礎となった。

 世界かんがい施設遺産は2014年から登録が始まり、施設の適切な維持管理への意識向上や、施設を核とした地域づくりに生かす狙いがある。かんがい農業の発展に貢献し、優れた技術で施工された建設から100年以上の水路やせき、ため池などが対象となる。

 ほかに登録されたのは、五郎兵衛用水(長野県佐久市)、大和川分水築留掛かり(大阪府柏原市、八尾市、東大阪市)、白川流域かんがい用水群(熊本市、熊本県菊陽町、大津町)。ICID日本国内委員会が5月、4施設を候補として本部に申請。カナダで開かれている国際執行理事会で登録が決まった。

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