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歌い笑って、深まる交流 「鶴岡うたごえ喫茶」好評、「文化として根付かせたい」

2018年08月15日 14:26
歌を通じた交流の輪が広がっている「鶴岡うたごえ喫茶」=鶴岡市・鶴岡協立病院付属クリニック
歌を通じた交流の輪が広がっている「鶴岡うたごえ喫茶」=鶴岡市・鶴岡協立病院付属クリニック
 鶴岡市の鶴岡協立病院付属クリニック内にあるふれあいホールに毎月第3日曜日、歌声と笑い声が響いている。市民有志が「鶴岡うたごえ喫茶」と銘打ち、1950~60年代に流行した歌声喫茶のスタイルで憩いの場を提供し、見ず知らずの参加者が歌を通して親睦を深めている。11月には節目の50回を数える。

 東日本大震災や東京電力福島第1原発事故で避難生活を続ける被災者を励まそうと、有志が2013年11月に同市で開いたイベントがきっかけ。東京・新宿の歌声喫茶「ともしび」による出前公演に被災者を招き、一般市民も含め約170人が来場して好評だった。定期的な開催への機運が高まり、有志5、6人で実行委員会を組織。市内にある蔵を活用したコミュニティースペースで14年10月に鶴岡うたごえ喫茶を開始し、15年3月から同クリニックに会場を移した。実行委代表の石塚俊朗さん(67)=同市布目、塾講師=は「歌好きな人が地元で集う場を設け、地道に続けたかった」と振り返る。

 参加者は主に50~80代。当初は20人ほどだったが、評判が広まるにつれて増え、7月は約40人が集った。リクエストに応えてバンドが生演奏を披露し、参加者はコーヒーや菓子を味わいながら和やかな雰囲気の中で歌う。ポップス、演歌、童謡、民謡とジャンルはさまざまで、1回2時間のイベントで歌うのは30~40曲に上る。

 初めて訪れた同市小真木原町、音楽講師石田窈子さん(75)は「みんなで一緒に歌うのが楽しい。普段歌わない曲も歌える」。40回ほど通っているという同市城南町、無職太田統(はじめ)さん(72)は「年代が近い人が多く、話も歌も分かるのがうれしい」と思い入れを口にした。

 司会進行やパーカッションなどの演奏を担当する阿部徹さん(61)=同市高田、小学校非常勤講師=は歌い方を指導したり、曲の合間に話題を提供したりして盛り上げる。「生演奏に合わせて歌うのはカラオケとは違った魅力がある。元気になって帰ってもらうと、こちらも励みになる」とやりがいを感じている。

 9月からは毎月第3土曜日の午後2~4時に開催予定。11月は、これまでのリクエストのベストテン発表など50回記念の趣向を取り入れた内容とする方針だ。石塚さんは「人を励まし、癒やす歌の力を伝えたい」、阿部さんは「鶴岡の文化として根付かせたい」と意欲を語る。鶴岡うたごえ喫茶は参加費300円。問い合わせは石塚さん080(6032)5119。

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