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アユ釣りの普及、ルアーに期待 県がルール設定、3年計画で整備

2018年08月18日 10:04
アユを模したルアーを使ったアユ釣りの普及へ向け、県が取り組んでいる
アユを模したルアーを使ったアユ釣りの普及へ向け、県が取り組んでいる
 アユ釣り人口の拡大に向け、県は全国でも数少ないルアーによるアユ釣りが可能な漁場づくりに乗り出した。アユ釣りは、おとりアユを使った友釣りが主流で、県内でルアー釣りは認められていないが、一定のルールと特別エリアを設定し、若者や初心者を取り込む考え。寒河江ダム(西川町)と白川ダム(飯豊町)の上流域をモデル地区に3年計画で整備を進める。

 県内のアユ釣り人口は減少傾向にあり、特に10~20代の若者の割合は5%以下と極端に少ない。さおは10万円以上する物が多い上、経験と技術が求められ、初心者にはハードルが高い面もある。一方、ルアーを使った釣りは用具の準備も含めて初心者でも始めやすいが、釣り方やマナーが友釣りとは異なるため、同じ漁場での共存は難しい。おとりアユを使わないルアー釣りに対し、遊漁者や漁協関係者の間でも賛否が分かれており、普及には新たな場所で一からルールをつくる必要があった。

 県が着目したのが県内各地に整備されているダムだった。ダム湖の上流部にはイワナやヤマメがすみ着くようになるが、近年は夏場の暑さでより上流に移動しているという。そのため、一定の区間は魚が少ない空白地帯となっており、そこにアユの稚魚を放流した。

アユのルアー釣りを普及させようと、稚魚の放流が続けられている=今年6月、飯豊町・白川ダム上流(西置賜漁業協同組合提供)
アユのルアー釣りを普及させようと、稚魚の放流が続けられている=今年6月、飯豊町・白川ダム上流(西置賜漁業協同組合提供)
 漁場造成の実証実験は2015~17年度、寒河江、白川両ダムの上流部で行われた。地元漁協と連携し、稚魚の放流や捕獲調査などを実施。実験の結果、十分にアユが育ち、釣れることが分かった。

 先進事例として、和歌山県の貴志川では、指定区域内に限ってルアー釣りを解禁している。アユの姿を模したルアーを使用するなどの決まりを設けており、県はこうした先進事例を参考にルールをつくる。釣り具については、アユ釣り用のさおではなく、リールを用いた釣りを想定しており、遊漁料に関しては未定という。

 本年度は河川の支障木を伐採して漁場整備を進める他、普及に向けたイベントも展開。アンケート調査も行い、遊漁者の要望をルールづくりに反映させる。県水産振興課の担当者は「二つの漁場をモデルとして取り組みを広げ、遊漁者の拡大を図りたい」と話していた。

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