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サンマや野菜高値、食卓に地震の影響 供給基地・北海道の水揚げ、流通停滞

2018年09月11日 11:58
地震の影響で北海道産サンマなどの価格が上がっている=山形市内のスーパー
地震の影響で北海道産サンマなどの価格が上がっている=山形市内のスーパー
 農畜産物だけでなく水産物の供給基地でもある北海道を地震が襲い、本県を含む全国の市場に影響が出始めている。秋の味覚・サンマは、豊漁ながら不漁だった昨年並みの価格に値上がり。ニンジンなど北海道が主産地の野菜は道内流通が滞り、品薄で価格が上昇し始めている。市場、流通の関係者は影響が長引くことに懸念を抱く。

 山形市の地方公設卸売市場の「山形丸魚」によると、道内全域が停電し、道東地域のサンマ、オホーツク海の秋鮭が水揚げ後の選別や一次加工ができなくなり、8日まで水揚げを自粛した。停電の復旧で10日から水揚げを再開。11日ごろから入荷するとみられるが、直前の台風の影響も重なってサンマが高騰している。今季は例年にない豊漁で安値が期待されたが、台風21号と地震の影響で水揚げが滞り、価格は不漁だった昨年と同程度に。今後、水揚げ量が順調に推移すれば落ち着くとの見方もあるが、台風前に比べると価格は倍に。秋鮭は前年比で2割ほどアップした。

 青果物も同様だ。同市場の「山形丸果中央青果」によると、地震で道内流通はストップ。現在、市場内の在庫を集めて対応している。被災地の多くはニンジンの他、ジャガイモ、タマネギの主産地。ニンジンは既に高値傾向で、生産・流通体制が戻っても来春まで影響が残ることも考えられる。「カレーなどの食材で、学校給食にも影響してくるのではないか」と担当者は話す。

 店頭価格はどうか。ヤマザワ(山形市)によると、サンマは震災前1匹128円だったが10日時点で238円と倍近くまで上がった。秋サケも2、3割高い。この時期、北海道産が主力のニンジン、ブロッコリーも3、4割上昇した。黒田俊郎取締役生鮮商品部長は「鮮魚は一部水揚げが再開されており、物流が回復すれば、今週半ばから震災前に戻っていくのではないか。野菜は地震に加え大雨の影響も受けているようで、見通せない」。

 県内4店舗の「フードセンターたかき」の鮮魚担当者は「北海道のサンマは11日から空輸で出荷が再開するとのことで、売り場にも今週末から並ぶのではないか」と話すが、サンマは今が需要の盛期。「入荷量が少なければ、しばらく価格は戻らない」との見通しを示した。

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