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芸工大生がデザイン事務所立ち上げ 個人商店や農家をマッチングで応援

2018年09月17日 10:30
デザイン事務所を立ち上げた須藤清貴さん(右)。左は小野寺忠司山形大国際事業化研究センター長=米沢市
デザイン事務所を立ち上げた須藤清貴さん(右)。左は小野寺忠司山形大国際事業化研究センター長=米沢市
 芸大生のデザイン力を地域貢献に生かそうと、東北芸術工科大3年の須藤清貴さん(20)=天童市=が先月、デザイン事務所を立ち上げた。業務は依頼があった業者らに芸工大生を紹介する「マッチング」が中心だ。須藤さんは「主に個人商店や農家の事業を魅力あるチラシ、広告で応援したい」と話している。

 起業のヒントとなったのは定期的に大学から出る課題。須藤さんは「作品を仕上げるまで1週間、睡眠時間を削って、取り組んでも1週間程度の学内展示で役目を終えてしまう。もったいないと思った」と話す。

 芸大生の技能を地域で生かせないかと考え、今年4月、起業家育成などを目的に山形大学国際事業化研究センターがスタートさせた「EDGE(エッジ)―NEXT(ネクスト)人材育成プログラム」を受講。ビジネスプランの練り方などを学んだ。小野寺忠司センター長によると、受講生の中で学生の起業は初めてという。

 事務所名は「A―kakanai design(え かかない デザイン)」。特徴はその名の通り、須藤さん自身は絵を描かないこと。「芸大に通っているが、私自身はあまり絵に自信がないので…」。現在、事務所に登録している芸工大生は約15人で、紙媒体やWebのデザインのほか、絵画制作が得意分野の学生がそろった。

 主な顧客として個人商店や農家などを想定している。パソコンなどを使って誰でもカラフルなチラシを作ることができるが、「バランスが悪い構成だったり、本来強調すべき商品を小さく扱ったりするなど十分PRできていないものもある」と、潜在的な需要は多いと見ている。

 学業の一環との側面から、デザイン料は相談に応じ「“お手軽”に設定する」としている。既にチラシ作成や祭りでの似顔絵描きなど3件の依頼が寄せられている。「自分が卒業した後も学生が運営を引き継いで行けるようにしたい」と須藤さん。小野寺センター長は「起業精神を養うのがプログラムの目的。第1号の学生起業家が生まれ、うれしい」と話している。

 事務所の連絡先は080(2802)1949。ホームページアドレスはhttp://kakenaidesign.sakura.ne.jp/2018/

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