県内ニュース大沼社長に早瀬氏 MTM側、長沢氏と対立か
2018年09月21日 07:44
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経営再建中の百貨店・大沼(山形市、長沢光洋社長)は20日、臨時の取締役会を開き、株式を100%所有する投資ファンド・マイルストーンターンアラウンドマネジメント(MTM、東京)の社長で大沼代表取締役の早瀬恵三氏が社長に就く人事を決定した。長沢氏は非業務執行取締役に退いた。関係者によると、再建方針を巡ってMTM側と長沢氏との対立が続いており、事実上の解任とみられる。早瀬氏は同日夜、山形新聞の取材に対し「大沼の経営はタイムリーな判断を必要とする厳しい状況だ。機動的な経営や全体のオペレーションを一枚岩でやらないといけない。100%株主のMTMの代表である私と店側が連絡を密にし、統一した方向で動ける体制にした」と語った。 大沼は今年4月、MTMから100%出資を受け、経営再建に取り組んでいる。当初早瀬氏が社長を務めていたが、5月に旧新銀行東京出身の長沢氏が社長に就き、立て直しの陣頭指揮を執っていた。
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