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【パスラボ】発足5年~駆け上がれ(上) 新戦術・成熟こそ最大の武器

2018年09月28日 12:22
小野寺龍太郎ヘッドコーチの下、新生ワイヴァンズの1部昇格に向けた戦いが始まる
小野寺龍太郎ヘッドコーチの下、新生ワイヴァンズの1部昇格に向けた戦いが始まる
 バスケットボール男子・Bリーグ2部東地区のパスラボ山形ワイヴァンズは29日、2018~19年シーズンの開幕戦を迎える。新たに小野寺龍太郎ヘッドコーチ(HC)と7選手が加わり、発足5年の節目に悲願の1部昇格を狙う。今シーズンの戦術、戦力を分析する。

 小野寺HCが志向するスタイルは、昨季のような個人技頼みから脱却し、人とボールが常に動き続ける組織的なバスケットだ。

 戦術の狙いは「ペースとスペースの掌握」。ペースとは、相手コートに入ってからの選手とボールの流れやリズム。スペースは文字通り、選手の位置取りを意味する。素早いパス回しで相手守備の陣形やローテーションをかき乱すことで、局地的に数的優位をつくりだす。

 その鍵は2対2における基本的な戦術「ピックアンドロール」だ。ピックアンドロールとは、まず、ボールを持っている選手が移動する際、マンツーマンで追い掛ける守備の動きを、味方選手が壁となって遮り(ピック)、ボール保持者を動きやすくする。そして、守備が混乱する間に、壁に入った選手は空いたスペースへ動いて(ロール)ボールをもらう一連の流れ。

 フリーの状況をつくる上で一般的な戦術のため、相手守備の読みが鋭ければ効果は薄れる。山形の真骨頂は、このピックアンドロールの動きを数的優位が生まれるまで2度、3度と繰り返すことだ。ボールと選手が組織的に流動し、守備に的を絞らせない。ただ、ボールを持たない選手の位置や動き出しのタイミングなど細かくルール化する必要があり、全選手に高いバスケIQ(知能指数)が求められる。

 その片りんを見せたのが、レギュラーシーズンの前哨戦で行われた「アーリーカップ東北」(9月7~9日、仙台市)。5位決定戦で記録したアシスト数「31」だ。昨季のチーム1試合当たりの平均値17・4を大きく上回る。アシスト数の多さは人とボールが動き、効果的なパスが生み出せたことを意味する。

 全60試合に及ぶ長丁場で、当面の目標ラインは「前半勝率5割」。難しい戦術に挑戦する中で「成熟こそ最大の武器になる」と小野寺HCは語る。

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