県内ニュースワイヴァンズ、ホーム開幕戦飾れず 島根に53-95
2018年10月06日 19:52
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〈山形―島根〉第1クオーター、山形のブレット・ビスピンが攻めるも阻まれる=天童市・県総合運動公園アリーナ
山形は河野誠司、中島良史、佐藤正成(山形南高出)、ウィル・ヘンリー、ブレット・ビスピンが先発した。序盤から島根の激しい守備に攻撃を阻まれた。第1クオーター(Q)から先行を許し、前半を28―38で折り返した。第3Q以降にさらに突き放されて大敗した。 ヘンリーが15得点16リバウンド、古橋広樹が12得点、伊沢実孝が11得点。1777人が観戦した。 第3日の7日は同会場で島根と再戦する。 【評】山形は攻守とも精彩を欠いた。守備は長いパスを簡単につながれ、切り替えの遅さも突かれて失点を重ねた。相手得点源の外国人選手に対するプレスも効かなかった。苦しい体勢でのシュートが多く2点シュートは成功率30.4%と低迷、打開策を見いだせなかった。 【マッチアップ】術中にはまり42点差大敗 目を閉じ、真一文字に結ばれた山形の小野寺龍太郎ヘッドコーチ(HC)の唇は固く閉じたままだった。大勢のファンが詰め掛ける中、迎えたホーム開幕戦。島根の術中にはまったかのように何もできず42点差の完敗だった。相手攻撃を60点台に抑えたかった守備は95失点を喫した。小野寺HCはうつむき加減で足早にコートを後にした。 出だしは好調に見えた。開始直後は「準備してきた」というピックアンドロール(2対2の基本戦術)から、フリーのスペースをつくってシュートを沈めた。守備では相手外国人選手を2人がかりで止めるダブルチームが効果的で、3分が経過しても相手に得点を与えなかった。 だが、会場の歓声は、展開をなぞるように、ため息、悲鳴、そして沈黙に変わった。10点ビハインドで迎えた後半。ゴール下に強い相手外国人選手が強引にインサイドに切り込み、連続でボールをねじ込んだ。外国人に守備の目が向けば、手薄になった相手日本人選手が次々と3点シュートを放ち、第3クオーター(Q)だけで5本を決められた。なすすべなく20点以上のビハインドを背負うと、小野寺HCは「戦力の差としか言えない」と具体的な打開策を見いだせなかった。 「あした勝てばそれでいい」。3年目の主将を任せられた佐藤正成(山形南高出)の言葉が全てだろう。 シンプルなこと徹底 小野寺龍太郎ヘッドコーチの話 (大敗した)現実を受け止めなければならない。42点差をまず0に、そして上回るために何をすべきか冷静に考える必要がある。ゴール下に相手ビッグマンを入れない。少々守備がきつくても逃げない。シンプルなことを徹底したい。 関連写真
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