県内ニュース山形の風景をレリーフに 山形・イタリア在住彫刻家・加藤さんの個展
2018年10月10日 12:25
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山形の風景を表現したレリーフを紹介する彫刻家加藤朝美さん=山形市・山形銀行本店
本間利雄設計事務所(本間弘社長)などが企画。先月亡くなった前社長で建築家・故本間利雄さんが、自身の集大成として設計を手掛けた同館のデザインに込めた思いを地域に発信するとともに、利雄さんを慕っていた加藤さんが表現する「山形の風景」とのコラボレートを味わってほしいと、同時開催とした。 埼玉県生まれの加藤さんは、基督(きりすと)教独立学園高(小国町)で高校時代を過ごし、名古屋芸術大を卒業後にイタリアに渡り、国内外の画廊で個展を開いてきた。利雄さんとのやり取りをきっかけに、山形の風景を表現しようと5年ほど前から創作に取り組んできた。 レリーフは散居集落や飯豊山、山寺などを題材に、樹脂で制作し、アクリル絵の具でカラフルに仕上げた。加藤さんは「山形は緑が深くて、季節の変化がグラデーションで見えるのが面白い。本間さんと巡った風景の印象を色や形に込めた。作品を見て、山形の美しさを再確認してほしい」と語った。 いずれも11月16日まで。
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