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がん乗り越え、変わらぬ話芸に喝采 源吾朗さん(天童出身)が芸能集団を結成

2018年10月11日 14:13
病床から復帰し、変わらぬ話芸を披露する源吾朗さん=東京都江東区
病床から復帰し、変わらぬ話芸を披露する源吾朗さん=東京都江東区
 天童市出身の大道芸能家、源吾朗(げんごろう)さん(67)=東京都新宿区=が5回目の手術と、原因不明の手足のしびれを乗り越え、芸能集団「東京どっこい処(しょ)」を結成した。主に江戸時代から伝わる芸能を手掛ける芸人の集団で、初舞台を5日に東京都江東区で上演。源吾朗さんは「江戸の芸を発信していきたい」と意気盛んだ。

 源吾朗さんは2005年に歯肉がん、07年には左足の皮膚がん、17年春には頬の粘膜のがんに襲われた。粘膜がんを乗り越えた後、今度は手術で削った顎に埋め込んでいたチタンが折れ、17年5月に再手術のため入院。すると、再手術を待たずに手足に激しいしびれを感じ、一度はほとんど寝たきりの状態になってしまった。

 容体を見てチタン埋め直しの手術を受けたものの、しびれは依然ひどく「体に棒を巻き付けられたようだった」という。昨年8月ごろからようやく容体が好転し、リハビリができるようになった。

 そのころから温めていたのが「東京どっこい処」の旗揚げ。病床からしびれる手で「和の芸を盛り上げていこう」と芸人仲間に手紙で協力を仰ぎ、仲間からの見舞いと「やろう」という言葉を励みに入院生活を乗り越えた。

 源吾朗さんが台本を手掛け、江東区の深川江戸資料館で行った初舞台は、江戸の街に獅子舞やちんどん屋、太神楽、紙切り、南京玉すだれなどが次々とやってきては芸を披露するという趣向。もちろん、源吾朗さんも「がまの油売り口上」を披露し、山形弁を交えたユニークな話芸と以前と変わらぬ元気な姿にファンが大きな拍手を送った。

 「舞台に立つことを目標にリハビリに励んできた。仲間に支えられて、大好きな舞台に戻ることができた」と、仲間と一緒に磨かれた芸を伝えていくつもりだ。

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