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有機EL利用、厨子を共同開発 山形大・城戸教授、福島のメーカーと

2018年10月19日 11:50
厨子の試作品を紹介する城戸淳二教授(左)とアルテマイスターの保志英俊取締役=山形市・山形大小白川キャンパス
厨子の試作品を紹介する城戸淳二教授(左)とアルテマイスターの保志英俊取締役=山形市・山形大小白川キャンパス
 山形大の城戸淳二教授(有機エレクトロニクス研究)と仏壇・仏具メーカーのアルテマイスター(福島県会津若松市)は18日、仏像や位牌(いはい)を中に安置する仏具・厨子(ずし)を有機EL照明を用いて共同開発したと発表した。太陽光に近い有機EL照明の光を生かし、清浄感や安らぎなど情緒的な印象を演出している。

 厨子は高さ32センチ、幅と奥行き17センチで、内部上下に12センチ四方の有機EL照明パネルを備える。昼白色と電球色の2色の照明と、内部を飾る金箔(きんぱく)2種類を組み合わせて3パターンを試作した。木箱の素材はトチ、サクラ、シャムガキを使い分けている。

 ゆったりとした間隔で光量が変化するのが特徴。光の揺らぎによって、中に安置した位牌や仏像が語り掛けてくるような雰囲気を醸し出す。照明のフィルターには和紙を使用した。

 同社によると、紫外線を出さず、熱をほぼ出さない有機EL照明は工芸品と相性が良く、漆などを用いても他の光源に比べて傷みが生じにくい。「面で照らされ、中の仏像が光に包まれているよう」と同社の保志英俊取締役。城戸教授は「想像以上に伝統技法と相性が良かった」と話す。

 2019年の販売に向け、今後は厨子に扉を付けるなどデザインを整え、商品化していく。価格は現在調整中という。

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