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調整池工事、一時中止・天童 騒音と振動に住民が反対

2018年10月23日 07:33
 天童市が雨水対策として計画した調整池工事が、住民の反対を受け一時中止になっていることが、22日までに分かった。既に業者と契約を済ませ工期に入っているが、市は「住民への説明不足が原因」と落ち度を認めた上で、事業を進めるのは困難と判断。契約を解除するとともに代替案の検討に入った。

 工事がストップしているのは、下北目地区の桝賀(ますが)公園に計画された調整池で、一日町地区にも面している。周辺は倉津川に通じる雨水路が交差しており、豪雨の際には付近の県道はしばしば冠水、2013年には通行止めになった。市は市街地の浸水対策事業として、本年度当初に2億4460万円を予算化した。

 市内2カ所目となる地下式タイプで、施工面積は680平方メートル、貯水量は1400立方メートル。公園の施設をいったん撤去し、深さ5メートルまで掘って調整池を整備してから、公園機能を戻す段取りだった。一般競争入札で市内の建設業者が落札、契約を結んだ。住宅街のため低騒音・振動型の工法を採用し、工期は9月25日~来年11月29日とした。

 しかし、9月下旬から町内会ごとの説明会を始めたところ、計画は初耳として反対の姿勢を示す住民が相次いだ。工期が1年超に及ぶ上、騒音・振動被害への懸念が大きな理由で、市は「懸念を完全に解消するのは困難」として、工事を一時中止とした。

 市は「計画段階で区長らを通して場所、概要を伝えた」とするが、結果的に行き渡っていなかった。小笠原祐治建設部長は「公園内の工事のため、住民には直接迷惑がかからないと甘く考えてしまった。説明不足で全て市の責任」とする。

 事業撤回となれば、業者との契約を解除し、予算の減額補正の措置を取る。今後について、同部は「冠水被害をなくすため調整池は必要」とし、改めて場所選定からの作業に入る。

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