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米沢市訪中団同行記(上)香港 五輪へフェンシング協と協定

2018年11月06日 19:01
東京五輪・パラリンピックに関し、事前合宿に関する協定書を取り交わす中川勝米沢市長(左)と香港フェンシング協会のヤン・ウォン・サン会長=香港
 米沢市日中友好協会の訪中団・第19次市民のつばさ(団長・中川勝市長、17人)が10月27~31日の日程で香港、深●(しんせん)を訪問した。2020年の東京五輪・パラリンピックで香港のホストタウンに登録されている同市。訪中団は香港フェンシング協会との事前合宿に関する協定の締結式に臨み、五輪以降も交流を続けることを約束し、電子機器企業が集積している深●では中国経済成長の原動力に触れた。以下はそのリポート。(米沢支社・安達一智)
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 「ヤン会長。ようこそ」。香港中心部のホテルで行われた締結式。主催した中川市長は、会場に姿を見せた同協会の楊頴新(ヤン・ウォン・サン)会長に駆け寄り両手を握った。ヤン会長も再会を喜ぶ笑みで応じた。ホストタウン登録に関して直接、顔を合わせて準備を進めている両者だからこその光景。会場の雰囲気が一気に和んだ。

 中川市長はあいさつで、「スポーツのみならず、幅広い分野で末永く香港と米沢市との交流を続けていくことを願う」と強調した。ヤン会長も「こんなに大勢来ていただいて本当に感謝している。これからも米沢市と香港フェンシング協会との友好関係を深めていきたい」と応じた。

 「東京五輪まで2年近くある中、早い段階でホストタウンと香港の競技団体が覚書を結ぶ事例は珍しい」。来年1月に米沢市で開かれる交流大会に向けて和やかに懇談する様子を見ながら、式に同席した香港総領事館の阿部佳裕広報文化部長は両者の関係を評価した。ホストタウンと競技団体との関係は一過性にとどまるケースもあるが、米沢市と同協会のように時間を掛けて関係を深めていけば、それだけ長く交流が続いていく要因にもなる。

 阿部部長は両者の関係が親密になった背景として、関係者が直接会って段取りを整えてきた点を挙げた。「単に電話や電子メールなどに頼らず、米沢で交流大会を開いて香港の若者を招待するなど、『人の行き来』が活発にあったことが成功した一番のポイントだろう」と語った。香港フェンシング協会のホストタウンを巡っては米沢市以外にも受け入れを希望する自治体はあったが、ヤン会長は米沢市を「一番熱意があり、感動した」と語った。

 頻繁に交流を続けていくには熱意も大事だが、地理的な距離も重要な要素となる。米沢市と香港は時差1時間の範囲内にあり、スポーツを通じた選手団の行き来を考えれば、比較的、無理のない距離と言えるだろう。

 将来的には競技から観光誘客、農産品輸出にも広げる必要がある。特に今後、重要になるインバウンド拡大に向け、巨大市場とつながった意義は大きい。「来年の大会には協会のメンバーも連れて米沢に行きます」。会食でのヤン会長の言葉が、可能性でなく高い実現性を予感させた。

●=土ヘンに川

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