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庄内便「位置付け高い」 ジェットスター片岡社長に聞く

2018年12月05日 08:50
ビジネスや観光の新たな需要をつくり出したいと語るジェットスター・ジャパンの片岡優社長=山形市・山形メディアタワー
 成田―庄内便の就航を検討している格安航空会社(LCC)ジェットスター・ジャパンの片岡優社長が4日、山形市の山形メディアタワーを訪れ、寒河江浩二山形新聞社長(山形新聞グループ経営会議議長)と懇談した。片岡社長は県や庄内で厚いサポート体制が構築されていることを高く評価し「社内の庄内の位置付けは高い。就航の際は驚くような(低い)運賃を提供したい」などと語った。以下は一問一答。

 ―庄内空港を就航の検討先に選んだ理由は。

 「庄内は電車では都内から行きにくい場所のため(陸路と空路の利便性の差を考えて)選択肢に浮上した。しっかりとした観光需要が年間を通してあり、研究所や大手の工場があるなどビジネス需要も十分にある。就航を後押ししてくれる地元のサポート体制も確認できている。それらが重なり、社内で庄内の位置付けは非常に高い」

 ―現在、全日空が庄内―東京(羽田)便を1日4往復運航しているが。

 「成田空港は国際空港で地理的に不便なイメージがあると思うが、決してそうではなく、今や首都圏の国内空港としても機能している。さらに、われわれは他社と料金的な差を付けることで、新たな需要をつくり出してきたという実績がある。就航してもすみ分けし、追加需要をつくり出せると確信している」

 ―就航のめどはこれからのようだが、課題は。

 「庄内空港は全くゼロからのスタートとなる。わが社は日航が株主で、これまで就航した空港は全て日航からさまざまな運航支援を受けてきた。(カウンター業務などの)ハンドリング委託を含め、庄内はこれから詰める必要がある。地上支援機材も他社仕様なので、新たに用意しなければならない。これらをクリアしないと就航表明はできない」

 ―成田―札幌便の運賃は5千円を切ることがある。就航した際の運賃設定は。

 「マーケットの状況を見ながらの運賃設定になる。安全運航と低い運賃が肝なので、他社より安い設定になると思うし、就航する際には驚くような(低い)運賃を提供したい」

 ―庄内空港を視察したと聞くが、どう感じたか。

 「地元の皆さんが熱心で、しかも問題点を解決できるように真摯(しんし)に動いてもらえている。何よりも地元でLCCという新たな業態を誘致し、盛り上げていこうという雰囲気を感じた」

吉村知事に支援要請
 ジェットスター・ジャパンの片岡優社長は4日、県庁を訪問し、吉村美栄子知事に就航に向けた支援を要請した。

 県は同日公表した2019年度の予算要求概要で、庄内空港の新規路線就航に向けた取り組み推進として6千万円強を要求し、空港ビルの施設改修など受け入れ体制の整備を盛り込んだ。片岡社長が「就航に向けてスピード感を持って検討していきたい」と述べると、吉村知事は「就航を期待している。ぜひゴーサインを出してほしい」と言い、“約束の握手”を交わしていた。

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