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【モンテ】痛恨の連続失点 天皇杯サッカー準決勝

2018年12月06日 08:51
 サッカーの天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)は5日、各地で準決勝2試合が行われた。J2のモンテディオ山形は仙台市のユアテックスタジアム仙台でJ1仙台と対戦し、2―3で敗れ、4大会ぶりの決勝進出はならなかった。

 山形は前半14分に右サイドを崩され先制を許した。その後に2失点したが、FW阪野豊史が2得点を奪う活躍をみせ、前半を2―3で折り返した。後半は攻守の形を修正して反撃。カウンターやセットプレーでチャンスをつくったが、相手GKらの好守などに阻まれ、追いつけなかった。

 J1同士となった浦和―鹿島は、浦和が1―0で鹿島を破り、3大会ぶりの決勝進出を果たした。前半27分のマウリシオのゴールを守り切った。山形市出身で鹿島のMF土居聖真は後半16分から途中出場した。

 過去6度優勝の浦和と初制覇を目指す仙台の決勝は、9日に埼玉スタジアムで開催される。

 【評】山形は前半の3失点をはね返せなかった。序盤から相手の積極的なクロスボール、縦パスを通された後の1対1の局面などで競り負け、押し込まれた。苦しい展開の中、FW阪野の2得点の活躍などで盛り返した。後半はこぼれ球への意識を高く持ち、ペースを握り、好機をつくったが1点を奪えなかった。

〈山形―仙台〉前半32分、山形のFW阪野豊史(右)がヘディングシュートを決め1―2とする=仙台市・ユアテックスタジアム仙台
阪野2得点、猛追及ばず
【青炎】東北の両雄のぶつかり合いは、序盤から目まぐるしく動いた。格上に食らい付きたかった山形にとって、前半14分から痛恨とも言える連続失点。一度は壊れかけそうになった試合は、FW阪野豊史が2得点で立て直した。

 準々決勝のJ1川崎戦とは異なり、前線の選手から積極的にボールを奪いに行く姿勢を見せたが、相手のサイド攻撃が一枚上手。守備陣が混乱する中、ストライカーが本領を発揮した。

 2点を追う前半32分、ボランチのMF安西海斗が引き気味にボールを受けてサイドに展開。駆け上がったDF熊本雄太のクロスに対し、マークを振り切った阪野が「狙い通り」と、どんぴしゃで合わせた。同44分にはFW南秀仁のパスで裏に抜け出し、ふわりと浮かせたシュートを流し込んだ。「チャンスは多くない」と集中力を極限まで高め、シュート2本で2得点の決定力で意地を見せた。

 後半、チームが息を吹き返した。途中出場のMF汰木康也が自陣深くからのドリブル突破を見せた。阪野はポストプレーでチャンスをつくった。流れはつかんでいた。それでも及ばず逃げ切りを許し、「それも含めて実力」(阪野)と結果を受け止めた。

 J1勢3チームを破る快進撃を見せ、初タイトルに迫った。目標には届かなかったが、準決勝まで勝ち残り、得たものは少なくない。今季最後の一戦を終えた阪野。「なかなかこういう舞台には立てない。今後につなげたい」と、全員の思いを代弁した。

〈山形-仙台〉後半、相手ゴール前に迫る山形のFW南秀仁(中央)
絶妙アシスト、南ワンタッチ
 逆転への希望をつなぐ2点目をアシストしたのはFW南秀仁だ。今季、高い技術で山形の攻撃を活性化させてきた背番号18は大舞台でも輝きを見せた。

 前半44分、相手GKからのボールをDF坂井達弥がヘディングではね返すと、南はそのまま頭でFW阪野豊史にワンタッチパス。ボールは絶妙な軌道を描き、GKとの1対1を演出した。

 「この悔しさをリーグ戦につなげたい」と来季への思いを語った南。「山形にはJ1が相手でも十分にやれるポテンシャルがある」と力強く締めた。

〈山形―仙台〉後半、山形のDF栗山直樹(3)がパスを出す。左はMF中村駿
栗山「すごく広く守らされた」
 「相手の技術の高さとうちの守備の緩さで後手後手の対応になってしまった」。山形の守備を統率したDF栗山直樹は、前半だけで喫した3失点を悔やんだ。

 仙台は正確なボール回しを重ねてマークをずらし、分厚い攻撃を繰り出してきた。対応した栗山は「すごく広い範囲を守らされている」と感じたという。前半36分までに3失点。後半は選手間の距離を修正したことで押し気味の展開に持ち込んだが、最後まで1点が重くのし掛かった。

 「今季を象徴したような試合。ここ一番で力を発揮できなかった」と悔しさをあらわにした栗山は「この思いを来季に生かさなければいけない」と声を振り絞るように話した。

【選手ひと言】
 ▽DF熊本雄太(1点目をアシスト) 2失点目は防げた。攻撃の面では特に成長できていると思う。

 ▽FW小林成豪 悔しい思いしかない。J1チームとは技術、対人プレーのレベルが違った。悪い流れの時に自分のプレーができるかが重要だ。

 ▽MF汰木康也 もう少し時間があれば…。強引にでも仕掛けてリズムをつくりたかったけど、得点できなかった。サポーターはすごい雰囲気をつくってくれた。

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