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かつての“花街”に稽古場開設 酒田舞娘を指導する小鈴さん

2018年12月09日 14:43
花街として栄えた酒田市日吉町に日本舞踊の稽古場を開いた小鈴さん。酒田舞娘の指導もここで行う
 酒田市の相馬樓(ろう)などで活躍する芸者小鈴さん(48)=本名池田サユリ=が、かつて花街としてにぎわった同市日吉町に日本舞踊の稽古場を設けた。小鈴さんは藤間流師範で酒田舞娘も指導しており、子ども向け教室を開く予定。北前船交易で栄え、江戸時代の全国花街ランキング・諸国遊所番付で前頭に格付けされた酒田の、にぎわい復活のともしびになりそうだ。

 小鈴さんは母親が民謡会に通っていた縁で、5歳で民謡を、10歳で三味線を始めた。青森県の津軽三味線の師匠に弟子入りした経験もある。こうした経歴から声を掛けられ、1992年、3期生の酒田舞娘としてデビュー。舞娘を卒業すると踊りも唄も三味線もこなす芸者となった。2014年には藤間流師範となり、相馬樓の演舞で唄と三味線の「地方(じかた)」を務めながら舞娘の踊りを指導している。

 子ども向け教室を開きたいとの思いを以前から持っていた。日本舞踊を通じて踊りだけでなく礼儀作法や表現する楽しさを教えたいと決断。将来、教室活動を通じ、酒田舞娘や芸者になりたい人が出てくれば、支援もしたいと考えている。

 稽古場は木造2階建てで、事務所や着物の着付け場も備える。踊りを教えるホールはステージを含めて約70平方メートル。近くにある相馬樓と雰囲気をそろえようと、外壁は朱色を選んだ。教室の生徒は幼稚園・保育園の年長から高校生くらいの年代を想定し、来年春ごろから開く予定だ。

 小鈴さんは「好きな踊りを仕事にしたい若い子がいたら応援したい。自分にやれることを実行しながら、酒田の花柳界の活性化や地域貢献もできたらいい」と話した。

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