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目安は黄色、雪下ろしそろそろ? 新庄・雪氷研がシステム運用

2019年01月17日 12:04
運用を開始した「雪おろシグナル」の画面。雪の重さの分布が一目で分かる
 防災科学技術研究所雪氷防災研究センター新庄雪氷環境実験所(雪氷研)は16日、インターネット上に「雪の重さ」の分布図を示し、雪下ろしの適切な時期が一目で分かるようにしたシステム「雪おろシグナル」の運用を始めた。東北初の取り組み。経験頼りとなっている雪下ろしのタイミングの判断をサポートし、雪害事故の防止につなげる。

 説明会が同日、県庁で開かれ、雪氷研の小杉健二雪氷環境実験室長がシステムの内容を説明した。小杉室長によると、雪下ろしのタイミングは、回数を減らすことを含め作業の安全面を考慮すれば「屋根の耐荷重を超える少し前」が適しているという。ただ、積もった雪の重量は気温などの気象条件で大きく変わり、見た目だけでは判断しにくいのがネックだ。

 「雪おろシグナル」では地図に緑、黄、赤など7種類の色で雪の重さの分布が描かれる。一般的に雪国の木造住宅は1平方メートル当たり300~500キロの耐荷重を計算して建てられるケースが多く、これを示す黄色が雪下ろしの目安となる。赤色(1平方メートル当たり700~千キロ)は建物倒壊の恐れがある重量としている。16日現在の分布図を見ると、月山など本県中央の山岳から大石田町や尾花沢市、小国町方向が黄色に染まっていることが分かる。

 さらに、既に雪下ろしをしたため、改めて現時点の雪の重さを知りたい利用者のために積雪荷重計算サイトを設けた。雪下ろししたい地点や実施日を入力すれば、雪下ろし後に積もった雪の重さが表示される。

 「雪おろシグナル」の基となる積雪重量の計算システムは防災科学技術研究所と新潟大、京都大が共同開発した。気象台や県など公的機関が県内各地で観測した積雪深データを集計し、雪の重量を推定して地図に反映させている。基本的に毎時更新で、小杉室長は「(自宅などから)離れて住んでいる場合でも雪の重さを知ることができる。幅広く活用してほしい」と語る。

 サイトは県ホームページから入れる「いきいき雪国やまがた(http://ikiikiyukiguni-yamagata.com/)」下部のバナーなどから。スマートフォンでも表示できる。

 説明会に引き続き、雪の利活用セミナーが開かれ、雪国観光圏(新潟県)の井口智裕代表理事が雪国のブランド化などについて講演した。

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