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あうんの呼吸、鍵は夫婦愛 酒田・早い、早すぎる「五十嵐製麺」の出前

2019年01月22日 12:25
秒単位で効率化を進め、無駄な動きは一切ない。あうんの呼吸で仕上げる
 酒田市に“超特急”で出前が届くラーメン店がある。中町2丁目の「五十嵐製麺」だ。電話注文した後、テーブルや飲み物を準備している最中に届くような感覚で、「早すぎる!」と驚かれることもあるという。配達までを追い掛けた。

 五十嵐製麺は、実家が市内でラーメン店を営んでいた五十嵐好輝(よしてる)さん(45)と、史子さん(45)夫妻が2011年に開店した。14年ごろから出前を始め、史子さんが主に調理を、好輝さんが調理と出前を担当している。

 とある日、店から約600メートルの距離にある本紙酒田支社にワンタンメン、タンメン、みそ中華、担々(たんたん)麺の4品を注文した。調理は4品同時進行で、史子さんが麺と野菜をゆで、チャーシューを切る間、好輝さんがスープとトッピングの具材を用意。麺のゆで時間は約1分半で、太麺、細麺の順にゆで上げ、2分45秒で最初の担々麺が完成した。カップラーメンより早いのだから驚きだ。

 できた品からラップをかけて、わずか3分半で全4品の用意を完了。バイクで出前に出発し、注文から7分半で支社のテーブル上に届いた。

本紙酒田支社の玄関に到着
 なぜこんなに早いのか。2人は「特別な秘密はない」と言うものの、小鍋で調理する品は具材を入れた鍋を用意しておくなど準備を徹底し、無駄のない動線を大事にする。そして光るのが2人のコンビネーションの良さだ。作業分担は細かく決めていないが、音だけで相手が何をしているか分かるといい、あうんの呼吸で仕上げる。

 一緒に配達範囲(店から2キロ前後)を散歩し、まちの情報を共有することで、出前に行った好輝さんがどの辺りにいるかを推測し、史子さんが次の品を調理するほど通じ合っている。「お客さまを待たせないよう心掛けていたら自然に早くなった」と2人。2種類の自家製麺で「シンプルなものを丁寧につくる」味へのこだわりも大切にする。おいしいラーメンを早く提供する鍵は夫婦愛と顧客への気配りだった。

 【五十嵐製麺】営業は午前11時から。午後6時半ラストオーダー(日曜は同2時)。月曜定休。電話0234(22)1322。

注文から7分半で4品が手元に届いた

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