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蔵王「御釜」湖底に隆起 火山ガス噴気孔か、山形大が確認

2019年01月23日 09:17
研究チームが作成した地形図(京都大防災研究所・山崎新太郎准教授提供)
 山形大の八木浩司教授(地形学)らでつくる研究グループが昨年9月に行った蔵王の火口湖「御釜」に関する調査で、気泡を放出しているとみられる隆起が湖底に確認された。火山ガスの噴気孔の可能性もあり、さらに詳しい調査でガスの放出などが分かれば、火山活動の観測や防災分野への貢献が期待される。

 湖に無線操縦のボートを走らせ、高性能ソナー(水中音波探知機)で湖底の地形を調査した。データを解析し、詳細な地形図を作成=図。湖底中央付近に高さ1メートルほどの隆起を発見した。

 解析の結果、この隆起から気泡のようなものが出ている状況が確認できた。周囲が平たんな場所でこの地点だけが盛り上がっているため、地下からの影響が考えられるという。

 調査は湖底の地形に関するもので、気泡の成分や温度は分かっていない。火山活動との関連を検証するためには水中カメラを用いるなど、より詳細に調べる必要があり、八木教授は「火山や防災の関係者と連携できれば、さらに調査を進めたい」としている。

 調査ではさらに、湖南東部に地滑りの形跡=図の赤い点線部=を確認した。比較的大きな規模だが、1930年代に作成された地形図にはなく、この約80年間に発生した可能性が高いという。調査結果は昨年12月に秋田大であった東北地域災害科学研究集会で発表した。

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