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異常ペース~飲酒運転見逃さない 県警と山形署、緊急大検問

2019年02月17日 11:31
飲酒運転根絶に向けて行われた大検問。ドライバーの呼気を調べた=15日午後10時半、山形市城南町1丁目
 山形署管内で異常事態となっている。今年に入り、飲酒運転に伴う交通事故が既に昨年1年間の半数以上の7件発生。本格的な歓送迎会シーズンが控えているだけに、同署の交通事件捜査の担当者は危機感を募らせる。同署は飲酒運転根絶に向け、15日深夜から16日未明にかけて、山形市内で緊急大検問を実施した。

 飲食店街に近いJR山形駅北側の城南陸橋。15日午後10時から、赤色灯を点灯させた警察車両が並び、同署員と県警交通機動隊員の約20人が検問を開始した。「息を吐いてください」。通行車両全ての運転者の呼気を確認した。突然の検問にドライバーらは驚きながら応じていた。

 16日午前2時ごろまで続いた今回の検問で、摘発されるケースはなかったが、同署管内では、昨年の飲酒運転に伴う追突などの交通事故は13件だったのに対し、今年は今月15日までで7件発生し、昨年1年間の半数以上に達している。同署交通2課の井上信也課長は「おととしも昨年と同様の発生状況だったが、今年はまだ2カ月もたっていないのにこの状況。異常事態だ」と話す。

 県警交通指導課によると、県内で過去10年間の道交法違反(酒気帯び運転・酒酔い運転)容疑での摘発者数は、飲酒運転が厳罰化された2013年の562人をピークに、その後は減少傾向にあり、昨年は196人だった。社会全体が飲酒運転に厳しくなっているものの、「最近は検問など大規模な取り締まりをしていなかった。飲酒での事故増加はこうした影響もあるのかもしれない」と、井上課長は同署管内の現状を分析する。

 酒を飲んだ後にハンドルを握ることは当然「ご法度」だが、飲酒した人が運転する車に乗ることも道交法違反(同乗)容疑で摘発される。飲酒した人に車を貸すなどした場合も同法違反(車両提供)の疑いで取り締まりの対象となる。県内では同乗容疑は過去5年で各年12~7人、車両提供容疑でも、毎年摘発者が出ている。運転することを知っていながら酒を提供した場合も違法だ。

 「検問などで取り締まりをドライバーに印象づけることも重要」と井上課長。県警は飲酒運転だけでなく「周辺者3罪」(同乗、車両提供、酒類提供)を含め、目を光らせている。

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