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県内6歳未満児が脳死 東北初、5施設で臓器移植

2019年02月23日 07:40
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 日本臓器移植ネットワーク(東京)は22日、県内の病院に低酸素性脳症で入院していた6歳未満の女児が、臓器移植法に基づき脳死と判定され、臓器提供されることが決まったと発表した。6歳未満の臓器提供の公表は東北で初めてで、全国11例目。臓器移植は全国584例目、県内では2017年8月に続き4例目となる。

 移植ネットが厚生労働省で記者会見を開き、明らかにした。説明によると、女児が脳死となる可能性があるとして、今月6日に病院から同ネットワークに連絡が入った。女児は臓器移植に関する意思を書面で示していなかったが、臓器移植法に基づき家族の承諾によって提供が決まった。

 移植対象者は5人で、実施予定施設などは下の通り。心臓、肺、肝臓、膵臓(すいぞう)、腎臓、小腸の提供を予定していたが、小腸は医学的理由で断念した。膵臓と腎臓を同時に移植される50代男性以外は、いずれも10代または10歳未満の男女に提供される予定。本県の医療機関の患者に対する臓器提供は行われない。

 臓器移植法によると、脳死判定は6時間以上の間隔を空けて2回行うことになっているが、6歳未満は脳の回復力が強いと考えられ脳死判定の基準を厳しくしており、24時間以上間隔を空けている。1回目は19日午後3時3分に始まり、同5時23分に終了。2回目は21日午後3時17分から同5時27分まで行われた。いずれの判定でも脳死と判断された。臓器の摘出手術は23日午前から行われる。病院名は家族の意向により明らかにされていない。

 女児の家族は移植ネットを通じて「娘がどこかで元気に生きていてくれるなら、その可能性を願ってもいいのなら、と臓器提供の道を選択した。親として苦しくつらいが、家族として出した結論に責任を持ち、一生生きていく」とコメントを発表した。

◇6歳未満女児の摘出臓器の移植実施予定施設
(移植臓器 移植実施予定施設 年代・性別)
心臓 国立循環器病研究センター 10歳未満・女児
肺  岡山大学病院 10歳未満・女児
肝臓 国立成育医療研究センター 10代・男性
膵腎同時 藤田医科大学病院 50代・男性
腎臓 東京都立小児総合医療センター 10歳未満・男児
小腸 医学的理由により断念

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