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先祖の骨つぼ「あった」 尾花沢の寺、天からのお告げ!?

2019年02月27日 12:35
夢のお告げで発見した骨つぼを手に 取る渡部昇龍さん=尾花沢市・龍泉寺
 尾花沢市鶴子の龍泉寺住職渡部昇龍さん(88)が、境内で先祖代々の骨つぼを発見した。2年前に先祖の墓を移した際に見当たらず気掛かりにしていたものだが、夢のお告げを得て無事見つけることができた。程なくして寺の護持会役員も突然つぼの歌を着想。「仏が降りてきた」と畏敬の念を感じた2人は、本堂につぼを安置し、歌をご詠歌にして供養することにした。

 曹洞宗の同寺は開山以来400年超の歴史があり、渡部さんは19代目の住職。一昨年に開祖の400回忌法要を行い境内に供養塔を建て、同時に境内の別の場所にあった歴代住職の墓を塔の裏に移した。だが、遺骨は見つからなかった。すると1年後の昨年10月、夢枕に代々の和尚が現れ「墓跡の手入れをしてほしい」と告げた。

 墓跡に出向き周囲の草のつるを切っていたところ草刈り鎌が硬い物に当たり、確認すると口元の一部が露出した陶器だと分かった。護持会役員で近くの農業伊藤浩さん(67)らの協力で掘ると、高さ28センチ、口径27センチのつぼが出土。中に先祖代々のものと思われる複数のお骨が入っていた。つぼは絵付けされ松の木や山が描かれていた。専門家に見てもらうと、九州から来た唐津焼のつぼであることが分かった。

 数日後の早朝、伊藤さんは地元の山から大きな竜が現れ、このつぼを持って何か言っているような夢を見た。その後地震があり、目を覚まして階段を下りる途中、脳裏に歌が浮かんだ。「いにしえの 鶴沢(かくたく)山に湧きいでし 龍がみちびく み仏の壺(つぼ)」という歌で、忘れまいと紙に書きとめた。

 尊いおぼしめしがあったと感じた2人は、つぼを本堂に置き、伊藤さんが着想したご詠歌を唱えている。中にあった遺骨は、雪解け後に新しい墓へ埋葬する。

 伊藤さんは「歴代住職が新しい墓地に移りたいと、現住職に伝えようとしたとしか思えない」と不思議がる。渡部住職は「歴史ある寺だと再認識してもらって、みんなにお参りしてもらいたい」と静かに手を合わせている。

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