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治療開始、5カ月遅れ見通し 重粒子線装置不具合、山形大示す

2019年03月06日 07:37
治療開始の遅延について説明する嘉山孝正参与(左から2人目)ら=山形市・山形大医学部
 山形大医学部は5日、2020年3月に予定していた重粒子線がん治療の開始時期が、設置中の装置の不具合により5カ月遅れるとの見通しを明らかにした。治療遅延に伴う補償について、装置メーカーの東芝(東京)と交渉しており、具体的な損失額などを算定して大学として支払いを求める方針。

 同学部の嘉山孝正参与、山下英俊学部長、根本建二付属病院長らが同日、山形市の同学部で記者会見を開いて経緯を説明した。

 同学部内に整備する治療施設では、炭素の原子核である重粒子(炭素イオン)を大型装置で速度を加えて患部に照射する。どの角度からも正確に照射できる特殊な装置「回転ガントリー」に関し、重粒子を高速で移動させるための超伝導電磁石を組み立てた際、同社の性能試験をパスできなかった。このため工期が延び、治療開始が5カ月遅れることになった。

 治療は2通りあり、固定された角度から腫瘍に照射する治療は予定の20年3月から同年8月にずれ込み、回転ガントリーでの治療は同年9月から21年2月に変更となる。

 治療遅延に伴う損失額は、契約に基づき同社と協議する。嘉山参与は「体制整備に必要な職員の人件費などを含めて損失の補償を交渉していく」とし、「治療が5カ月遅れることを考慮し、新たな目標患者数を決める」と話した。

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