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「花のせっけん」で肌と地域潤って シナノキ原料、鶴岡・関川地区で製品化

2019年03月07日 11:27
シナノキの花で作った化粧水と石鹸をアピールする五十嵐丈さん=鶴岡市・つるおか食文化市場FOODEVER
 シナノキを原料にした伝統工芸「しな織」で知られる鶴岡市関川地区に、シナノキの花を用いた新商品が誕生した。化粧水「シナの花水(はなすい)」と「シナの花石鹸(せっけん)」で、住民と産学官が連携し5年がかりで製品化した。地元有志による企業組合法人が販売を担う。地域の素材を生かした新たな商品で地区の魅力をアピールする。

 「花水」と「花石鹸」の原料は乾燥させたシナノキの花。花に含まれる成分は抗酸化力が高く、無添加で仕上げた。蜂蜜のような、ほのかに甘く優しい香りも特徴。製造過程で成分が変化しないよう、減圧低温で蒸留し、抽出液を化粧水に、残った液を基に石鹸を作っている。

 しな織で用いるのは糸に必要な木の内皮。一方、同属の植物の花はハーブティーに使われており、花を地域振興に役立てようと、住民、慶応大先端生命科学研究所、行政などが2014年度に研究会を設置。花の成分など素材の活用方法として、化粧水の開発を目指した。

 製品のお披露目を兼ねたフォーラムが3日、市内のつるおか食文化市場FOODEVER(フーデバー)であり、市温海庁舎や先端研の担当者が事業や研究の経過を紹介した。販売を担う「羽越のデザイン企業組合」の五十嵐丈さん(25)=同市関川=は「地域の魅力を伝えながら、地域経済が潤う仕組みを作りたい。応援してほしい」と呼び掛けた。

 花水は100ミリ入り3千円(税別)、石鹸は80グラム1500円(同)。組合がクラウドファンディングで募った運営資金を基に花水175本、石鹸750個を製造した。組合のホームページ(https://www.umupj.com)や、あつみ温泉の足湯カフェ・チットモッシェ、同市のショウナイホテルスイデンテラスなどで扱う。

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