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県内ゴルフ場、経費増で値上げ傾向 割安設定や「感謝デー」でサービスに力

2019年03月13日 10:12
例年より早いオープン利用者が楽しむ県内ゴルフ場だが、経費負担増で料金の引き上げが目立っている
 少雪の影響で例年より早い開場が相次ぐ県内のゴルフ場。オープン前倒しを喜ぶ一方、プレー料金を値上げせざるを得ない所が目立ち、関係者も複雑な表情をみせる。イノシシによる被害対策やキャディーをはじめ人手不足への人件費増など経費負担増が要因。各ゴルフ場では、底辺拡大に向けた若年層などへの割安料金設定や、県民対象の「感謝デー」など利用者サービスに力を入れている。

 県内の主なゴルフ場のうち半数の8カ所が今季からプレー料金や年会費を値上げする。プレー料金の上げ幅は50~1000円とさまざまだ。利用者数が伸び悩む中で、施設の改修費用や人件費などの管理経費が重くのしかかっている。

 中でも各ゴルフ場で深刻化しているのが、イノシシによる被害の拡大。地中のミミズを食べるため、コースの芝生を掘り返してしまい、補修経費の負担が年々増加している。天童カントリークラブは昨年、約2千万円をかけてコースの外周4.3キロに侵入防止用の金網を設置。被害は解消されたものの、投資経費は大きくかさんだという。

 さらに、従業員など人員確保のための人件費増も悩みの種だ。雪が降る本県でゴルフ場は冬期間閉鎖となり、季節雇用となるキャディーやコースなどを管理する従業員の求人は集まりにくいという。他業種の求人も増えており、各ゴルフ場は給与など待遇面を改善してつなぎ留めを図っているのが現状だ。

 料金改定に対する利用者の反応はさまざま。料金アップの提示に、不快感を示し、反対の声を上げる人もいるという。一方で「せっかくならきちんと整備されたコースや施設で気持ち良くプレーしたい。料金は多少上がったとしても、一定のグレードを確保してほしい」と語る愛好者もいる。

 ゴルフ場側も手をこまねいているわけではない。各ゴルフ場はプレー人口の裾野拡大に向けて利用価格を弾力的に設定している。鍵となる若年層や女性を対象に、割安感を出すことでゴルフを始めるきっかけづくりに力を注いでいる。

 また、県ゴルフ連盟(寒河江浩二理事長)は加盟するゴルフ場と毎年「県ゴルフ感謝デー」を企画。県民なら誰でも年2回、各クラブのメンバー料金で利用できる場を提供。今年は5月10日、8月20日に設定し、ゴルフに親しむ機会を増やすことを狙っている。

 「値上げをお願いする以上、来場者が気持ち良くコースを回れる環境を整えたい」とあるゴルフ場担当者。同連盟の渋谷康博事務局長は「ゴルフの面白さや魅力を知ってもらい、ゴルフ場に足を運んでもらうための環境づくりを、各ゴルフ場と連携して取り組んでいきたい」と話す。

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