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指そうよ、「66」仕様の復興将棋盤 天童商議所、東松島市と共同開発

2019年03月14日 11:35
完成した復興将棋盤。松田道雄特任教授が手にする刺しゅう、畳(手前左)、木材の3種類からなる=天童商工会議所
 将棋駒による地域活性化事業「コマノミクス」を展開する天童商工会議所は宮城県東松島市とコラボレーションし、復興将棋盤を開発した。東日本大震災から8年の節目に合わせ、東松島の職人らによる3種類の試作品が完成。いずれも目下売り出し中の「66(ろくろく)将棋」バージョンだ。同商議所で13日に発表会を開いた。

 コラボのきっかけは、コマノミクスのリーダー松田道雄尚絅(しょうけい)学院大(宮城県名取市)特任教授(58)が1~2月、市民向け講座「みやぎ県民大学」で事業を紹介したこと。将棋のまちでありながら盤の製作者がいない、66将棋を普及させたいといった地域課題を抱える同商議所と、新たな復興策を検討していた東松島市の思いが合致した。

 将棋盤は木、刺しゅう、畳と素材の違う3種類からなり、それぞれにストーリーがある。

 東松島市は野蒜(のびる)地区の高台移転で伐採された大量のスギ材を活用したプロジェクトを展開中。地元の木製品工房が集成加工し、木目のきれいな盤が出来上がった。反りをなくすため、インドネシアから取り寄せたウリン材を型枠にした。同国バンダアチェはスマトラ沖地震の被災地で、東松島とは相互復興プログラムを実施している仲だ。

 刺しゅうでおしゃれに仕上げたのは、震災後に組織された女性グループ。東松島が東京五輪・パラリンピックのホストタウンになっているデンマークのクロスステッチという技法を用いた。宮城県の特産・稲わら畳床を芯に使用し、盤面に熊本地震の被災地八代産の畳表を張った作品は、創業80年の畳店が手掛けた。縁に描かれた航空自衛隊松島基地のブルーインパルス、山形産果物が目を引く。

 製作をコーディネートしたのは東松島市市民協働課の難波和幸さん(49)。発表会には通信アプリで参加し、それぞれの作品をPR。「66将棋を通したものづくり、コミュニケーション促進の相乗効果で地元愛を高めたい」と語った。製造コストを下げ、年内にも発売したいという。

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