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発見、微生物でソバ収量増 村山産業高、全国コンテストで発表へ

2019年03月17日 11:42
エンドファイトがソバの成長に与える影響について研究する村山産業高農業部バイオテクノロジー班のメンバー=村山市・同校
 植物の内部で共生する微生物「エンドファイト」と村山市特産のソバについて研究する村山産業高(槙誠司校長)農業部が、特定のエンドファイトを含む液をソバに与えることで収量の増加につながることを発見した。この成果が評価され、全国規模のコンテストに出場することになり、生徒たちは今月下旬の本番に向けて資料作りや発表の練習に取り組んでいる。

 同高農業部が出場するのは「つくばサイエンスエッジアイデアコンテスト」。未来の科学者の芽を発掘し、育てる試みで、今月22、23の両日、茨城県つくば市で開かれる。全国の中学高校から約100グループがエントリーし、書類選考を通過した上位8チームが口頭発表の権利を獲得した。

 同部バイオテクノロジー班は、2年前からエンドファイトの研究に取り組み、植物の成長を促進する仕組みなどを解析してきた。ソバに関しては畑から土を採取し、根の部分にあった約40種類のエンドファイトを培養。成長を促す菌種を割り出した。実験圃場で栽培するソバにその菌液を与えたところ、菌がない状態と比べて約3割の収量増となることが分かった。

 コンテストでは「エンドファイトで農業革命!ソバ栽培における施肥削減技術の開発」と題して発表する。農薬や化学肥料の使用が環境に悪影響を及ぼすとされる中、化学肥料をこの菌液に代替することで、本県のソバに使われる肥料コスト約10億円が削減できると提案する考えだ。

 本番は生徒2人がスライドを使いながら10分で発表し、5分間の質疑応答がある。ともに2年の笹原悠馨(ゆうか)さん(17)=農業環境科=は「エンドファイトは広く知られていないので分かりやすく発表したい」と意気込み、佐藤陽菜(ひな)さん(17)=農業経営科=は「質疑応答は相手の意図をくみ取ってしっかり答えたい」と話している。

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