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完成!ドローンのお酒 県立農林大学校×小屋酒造(大蔵)がタッグ

2019年03月19日 10:00
はえぬきの栽培に活用した農業用ドローン=昨年8月、新庄市・県立農林大学校(同校提供)
 新庄市の県立農林大学校(石川一夫校長)の学生が手掛けたコメを使用し、小屋酒造(大蔵村、小屋和也社長)が醸造した日本酒「ドローン特別純米酒」が完成した。コメは直播(じかまき)栽培の「はえぬき」。その名の通り、種まきなどにドローンを活用し、最新の農業技術を実践する同校と歴史ある地元酒造がタッグを組んで作り上げた。5月上旬に県内各地の酒店でお目見えする。

 同校が酒造りに携わるのは今回が初めて。県産日本酒の需要が海外でも高まる中、酒文化の担い手育成につなげようと企画し、学生も実際に仕込み作業を体験した。石川校長は「県産の日本酒が国税庁の地理的表示(GI)制度で指定を受けるなど、盛り上がりを見せている。来年度以降も継続し、酒分野の人材育成につなげたい」と話す。

 近年、同校は情報通信技術(ICT)や先進技術を使った「スマート農業」に力を入れ、収量増や品質向上を目指している。今回のコメ作りは昨年5月から9月まで作業し、種まきのほか除草剤散布、カメムシの駆除などにドローンを活用した。中心となって関わった中鉢大介(ひろすけ)さん(20)=新庄市十日町=は「自分の作ったコメが立派なお酒になって感動した。たくさんの人に味わってもらいたい」と話す。

ドローンを使った水稲栽培に取り組んだ中鉢大介さん(左)と小屋酒造の小屋和也社長
 酒は精米歩合55%で、すっきりとした飲み口とうまみが特徴だ。小屋社長は「直播栽培のコメを使用するのは初めてだったが、軽い飲み口で質の高いものができた」と胸を張る。8日に開かれた同校の卒業式祝賀会で卒業生や学校関係者らが試飲し、評判は上々。ボトルにはドローンの写真を大きくあしらった。

 720ミリリットル入り1300円。5月上旬から新庄・最上地域の酒販店を中心に、県内各地で限定千本を販売する。売り上げの一部は農業応援と教育環境充実のため、同校教育振興会への寄付金に充てる。問い合わせは県酒類卸新庄支店0233(22)5633。

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