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地域の伝統、脈々と 鶴岡、東根

2019年04月16日 11:53
力強い跳ね神輿を披露し、沿道の観客を楽しませる若衆たち=鶴岡市三瀬
「跳ね神輿」若衆力強く―鶴岡・三瀬
 鶴岡市三瀬地区にある気比(きひ)神社(石塚志郎宮司)の例祭が14日、同地区で行われた。地元の若衆が約300キロのみこしを担いで飛び跳ねる「跳ね神輿(みこし)」を披露し、地域に春の訪れを告げた。

 総勢約150人の住民らが子ども神輿や行列をつくり、地区内を巡った。宮入り前に目抜き通りで行われる跳ね神輿は、祭り一番の見せ場。白装束に烏帽子(えぼし)姿の若衆12人がみこしを担いで登場し、約80メートル区間を飛んだり跳ねたりして行き来した。掛け声を上げ力強く前へ進む若衆たちに、沿道からは「頑張れ」「まだまだ行けるぞ」と声が上がっていた。

 みこしを担いだ同市三瀬、会社員菊地貴之さん(28)は「地区が活気づいておりうれしい」と話していた。五穀豊穣(ごこくほうじょう)や家内安全を祈願する例祭は、千年余りの歴史を誇る。

鼠ケ関川を流れるみこしに勢いよく水を掛ける若衆たち=鶴岡市鼠ケ関
豊漁願い「みこし流し」―鶴岡・鼠ケ関
 鶴岡市鼠ケ関地区の伝統行事「みこし流し」が15日、鼠ケ関川で行われた。若衆25人ほどが川の水をみこしに掛けて清め、この一年の豊漁を願った。

 弁天島にある厳島神社(本間雅春宮司)の例祭に合わせて行われた。「精進徒(しょうじんと)」と呼ばれる若衆は、笛や太鼓の音色に合わせて地区内を練り歩いた後、鼠ケ関川の中へ。担いできたみこしを川に浮かべて周りを囲むと、笛の合図で一斉に水を掛け合った。

 掛け声を上げる若衆は寒さに動じない様子で、みこし流しを3回繰り返した。温海中3年の森朋哉さん(14)は「寒い中、川に入り水を掛け合う姿はかっこいい。将来は自分も参加したい」と話していた。

 みこし流しは江戸時代中期から伝わる神事で、村人が網にかかった弁天像を祭ったところ、豊漁が続いたという伝説に由来する。

大勢の見物客が見守る中、伝統の舞が繰り広げられた=東根市・日枝神社
多彩に猪子踊り―東根・長瀞
 東根市無形民俗文化財の「長瀞猪子(しし)踊り」が14日、同市長瀞地区の日枝神社に奉納され、黒い羽根飾りを付けた猪子らが伝統の舞を披露した。

 長瀞猪子踊り保存会(斎藤好信会長)が継承する地域の伝統芸能。地区内を巡りながら同神社までの道中7カ所で、笛や太鼓の音色に合わせ、多彩な舞を繰り広げた。境内では全12演目を奉納。笛や太鼓、竹で作った楽器ササラの音に合わせ、地固めの踊り「地や踏み」、躍動的な「狂い」、ゆったりとした動作の「たてもの」など、喜びと感謝を表す踊りを繰り広げた。

 境内では多くの地域住民が見守ったほか、写真愛好者が盛んにシャッターを切っていた。

 長瀞猪子踊りは350年以上の歴史があるとされ、旧長瀞村開削の祖・慈覚大師への感謝を込めて、山形市山寺の立石寺に奉納したことが始まりとされる。

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