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県警が2専門学校と強力タッグ 「広がれ被害者支援の輪」

2019年04月19日 11:40
新たな広報物づくりに向け、犯罪被害者支援の現状や相談窓口の重要性について理解を深めた学生たち=山形市・山形V.カレッジ
 犯罪被害者支援の輪を広げようと、県警とデザインなどを学ぶ学生がタッグを組んだ。県警は本年度、高いデザイン力を誇る山形市内の二つの専門学校の協力を受け、相談窓口の役割などを県民全体に周知する広報物づくりに取り組んでいく。18日は同市の山形V.カレッジで学生への説明会を開き、被害者遺族による講話などを通じて創作のイメージづくりを図った。

 やまがた被害者支援センターに、2013~18年度寄せられた相談件数は104~534件で、年々増加傾向にある。やまがた性暴力被害者サポートセンター(べにサポやまがた)が開設した16年度以降は相談件数が大きく伸びており、学生の感性を反映した新たな広報物を用いて、若い世代への啓発にも力を入れることとした。

 この日の説明会には同校の1、2年生16人が参加。01年に交通事故で長男を亡くし、被害者支援センターで支援活動員を務める結城奈々子さん(66)=村山市=は、自身の経験を交えて被害者支援の重要性を説明した。長男を失った喪失感で食事もままならない日々が続いたが、境遇の近い遺族同士のつながりで「決して1人ではないことを知った」と話し、学生たちに「さまざまな支援の場が設けられている。そこにつながる扉を開けてほしい」と言葉を掛けた。

 「被害者を支援する組織があることを広めるために自分たちの力を役立てたい」とICTクリエイト科2年の鈴木綾乃さん(19)。県警犯罪被害者支援室の森本和幸室長は「広報物の製作を通じて、被害者を思いやり、寄り添う意識を養ってほしい」と期待を込めた。

 県警は、同校にオブジェなどの立体的な広報物の製作、山形デザイン専門学校にはポスターやペーパークラフトのデザインを依頼。いずれも7月ごろの完成を目指し、各警察署で実施する広報活動や11月に開かれる「犯罪被害者支援県民のつどい」などに合わせ、継続的に活用していく。

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