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障害者・難病患者も堂々と恋愛したい 来月25日、山形で合コンイベント

2019年04月23日 14:14
障害者や難病患者を対象にした合コンを企画した井上達也代表(右)と清野東至さん=山形市
 障害者、難病患者だって堂々と恋愛したい―。当事者が抱くそんな思いを形にしようと、出会いの場を提供する合コンイベントが5月25日、山形市内で開かれる。自ら難病を抱える当事者やその支援者が企画した。「障害や病気があるからと諦めて、口にも出せない雰囲気を変えたい。それを受け入れる土壌を山形に築きたい」としている。

 「恋愛したい、結婚したいという思いは健常者と同じようにある。でも自分なんかが、と思ってしまう人は多い」。主催する「障害あるなし愛好会」(井上達也代表)メンバーの男性(50)はそう代弁する。自身も心臓病で、将来的には移植も必要と告げられている。「障害や病気があると、体力や機能的に子どもを持つことが難しい場合も多い。それを理解してもらえるか考えると声を出しづらくなってしまう」

 主催メンバーで県脊髄小脳変性症・多系統萎縮症・神経難病友の会代表の清野東至(とうじ)さん(48)は10年前に脊髄小脳変性症と診断された。「普通の生活が一変し、計画ががらっと変わってしまった」と振り返り、「進行性の病気なので結婚は難しいことは覚悟している。それでも話ができる相手がいるだけで生活に潤いが出ると思う」と話す。

 清野さんらによると、障害者同士の交流会などは開催されているが、「そういうことを話せる雰囲気ではない」。参加するメンバーはほぼ固定化され、異性との新たな出会いがほとんどないのが現状という。一方、首都圏や関西などでは一般の婚活と同様、障害者らを対象にしたイベントも活発に行われているといい、「後進地の山形でもこの動きを広めたい」とする。

 「同じ境遇だからこそ、分かりあえることも多いはず」と、対象は障害や難病がある当事者やその理解者とした。気軽に参加できるよう「軽食合コン」とし、サンドイッチやおにぎりを食べながら交流する。井上代表は「人として当たり前の気持ちを大事にしたい。友だちでもいい。出会いや理解が広がることで、孤独をなくすことにつながるはずだ」と話している。

【メモ】「障害者や難病患者の軽食で合コン」は5月25日正午~午後2時、市総合福祉センターで。会費は千円。定員は独身の男女各10人で先着順。問い合わせは井上代表090(9039)1564。

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