県内ニュース

なり手不足解消へ本腰 議員定数割れの庄内町議会、特別委設置

2019年05月16日 11:59
昨年9月定例会の決算特別委員会。本年度は議員のなり手不足解消策の一環として、決算・予算特別委への町民の招致を行う計画だ=庄内町
 昨年6月の町議選で、平成以降、県内市町村議選で初めて定数割れとなった庄内町議会は本年度、議員のなり手不足解消に向け、特別委員会などでの議論を本格化させる。町民参加による解決策検討会議を設置するほか、一般町民を定例会に招いて意見を聞くなどし、若者が出馬しやすい環境づくりに取り組む。

 同町議会は、地方自治を専門とする県内外の大学教員をアドバイザーに迎え、2月末に議員全員が参加して学習会を開催。他県での類似事例などについて理解を深めた上で、3月定例会で、議員6人で構成する特別委を設置した。

 解決策検討会議は公募などで町民6人を加え、9月定例会後に発足させる。これまでも議会内で議論してきた議員報酬増や定数削減といった課題を含め、なり手不足解消策を打ち出す。来年6月の定例会で成果を報告し、実践に移す考えだ。

 一般町民の定例会招致は参考人招致制度を活用し、今年9月と来年3月の定例会で実施する計画。町民は事前に担当議員と打ち合わせした上で決算・予算特別委に出席し、町当局に対して議案についての意見を述べる。農業や観光など各分野に興味を抱く若者に議会の雰囲気を体感してもらい、町政への関心を高め、後継者育成につなげたい考えだ。

 特別委は今年6月下旬に初会合を開き、検討会議で話し合う内容を議論し、参考人となる町民の選定を進める。

 なり手不足解消へ向けたこうした取り組みは、自らのライバルを生み出しかねない。そのため当初は消極的な議員もいた。しかし、統一地方選として行われた15市町村議選のうち、寒河江、金山、舟形の各市町で無投票となったことなどを踏まえ、若者の政治離れが進む現状への危機感が議会全体で高まっているという。先月の議会運営委員会では活発に意見が交わされ、「町民向けの模擬議会を開催してはどうか」「議員活動だけでなく、出馬へ向けた地盤づくりや、選挙運動に関する講座を企画してみては」といった提案が相次いだ。

 特別委の委員長を務める石川保副議長は「これまでに経験がないことばかりだが、現状打破に向けて具体的な行動を起こす必要がある。多様な意見を募り、スピーディーな対策の実践につなげたい」と語る。

関連記事

by weblio


おすすめニュース

文字サイズ変更
  • 小
  • 中
  • 大

県内8市発行メールマガジン登録無料

ふるさとだより

毎週木、金曜日配信中!

ニュース特集

スポーツ

教育・子育て

おでかけ

暮らし情報

twitter発信中

山形新聞からお知らせ

  1. 【2019年8大事業】
     山形新聞、山形放送の2019年の8大事業が決まりました。詳しくは、こちらから
  2. 【やましん公式FB】
     山形新聞社は、インターネット交流サイト「フェイスブック(FB)」の公式ページを新設しました。
     公式ページでは山形新聞のニュースのほか、本社からのお知らせなどを中心に紹介します。
     アドレスは、こちらから
  3. 【やましんe聞で動画視聴】
     読者限定の電子版「やましんe聞」で動画を閲覧できる新サービスを始めました。詳しくは、こちらから。
  4. ◆中学、高校の各種スポーツ大会の記録を紹介。検索機能も備えています。アクセス方法はこちら
  5. ◆探したい記事がきっと見つかる、山形新聞記事データベース。他社DB横断検索が便利な日経テレコンジー・サーチファクティバ
  6. ◆県外でも今日の朝刊が朝一で読める「お届け電子版
  7. ◆ニュース速報、高校野球、モンテ情報… 身近な情報を携帯で確認「モバイルやましん
  8. ◆故郷の話題をメールでお届け、ふるさとメール会員募集(登録無料)
山形新聞から
販売から