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共生社会実現へ、アイデア商品 県内福祉事業所、企業と共同企画

2019年06月03日 11:30
スマホを広告にかざすと動画が見られるARを活用したトイレットペーパー製品
 県内の福祉事業所と民間企業が、販売促進ツールなどで活用できるトイレットペーパー製品を共同企画した。パッケージに福祉事業所の利用者が描いたイラストを使うほか、印刷された広告にスマートフォンなどをかざすと企業のPR動画が見られる「拡張現実(AR)」システムを活用して付加価値を高める。福祉事業所の担当者は「共生社会の実現につながっていけばうれしい」としている。

 製品を発案したのは社会福祉法人さくらんぼ共生会(寒河江市)が運営するギャラリー&カフェあるあーる管理者の海鋒憲一さん(38)。同所では利用者の創作を活動の中心にしているが、展示販売機会は少なく、利用者の賃金に結びつきにくいのが課題だった。そこで作品を多くの人に見てもらう機会をつくるとともに、付加価値の高い製品の販売で利用者の賃金アップにつなげようと今回のコラボを企画した。

 企業側のメリットを高めるARは三省堂印刷(山形市、結城正樹社長)の協力、提案を受けて導入。トイレットペーパーの製造・梱包(こんぽう)は社会福祉法人月山福祉会(鶴岡市、石川一郎理事長)の福祉事業所に依頼した。

製品の仕上がりを確認する関係者=寒河江市・ギャラリー&カフェあるあーる
 第1弾の発注者となったのはハウスプランナー不動産(東根市)。土田明広専務があるあーるの常連だったこともあり、「商品のPRもでき、社会貢献にもなる」と買って出た。パッケージには利用者の描いた絵や商品の広告、AR動画を見るために必要な無料アプリをダウンロードできるQRコードを印刷。アプリを起動させ、広告にかざすと、コマーシャルが流れる。

 パッケージのデザインはあるあーるの利用者も参加して実施。海鋒さんは「受け身でなく、自分たちで発信し、周りにヒントをもらいながら一緒に創り上げる過程を大事にしたい」と話している。販促ツールのほか、粗品や贈答品などでの活用も見込む。動画は持ち込みのほか、製作も受け付ける(別料金)。問い合わせ、発注はあるあーる0237(85)1263。

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